日本の両親を呼び寄せるビザ(両親用永住ビザ)

何でも相談

Q 私はオーストラリア人と結婚し、5年前に永住権を取得しました。現在は子どももできたので、日本にいる両親には子どもと一緒に楽しく過ごして欲しく、一緒にシドニーで生活できないか考えています。どのようなビザなら両親はシドニーで滞在可能でしょうか。少しでも早く来て欲しいです。
(35歳主婦=女性)

A ご質問にある「日本の両親を呼び寄せるビザ(両親用永住ビザ)」を申請するにはいろいろな条件・申請タイプがあります。以下に詳しくご説明します。

スポンサー(受け入れ側)の条件

【2年以上オーストラリアに合法的に滞在している場合】

これは永住権による滞在という意味ではなく、学生ビザ期間であっても2年に含まれます。もし、オーストラリア滞在が1年だけという方は、永住者であってもスポンサーにはなれません。

【親をサポートする十分な収入がある、または資金面で援助してくれる人がいる場合】

この資金面で援助をしてくれる方は肉親である必要はありませんが、定期的な収入が必要となります。収入額は、何人のビザを申請されるか、また資金のスポンサーになる方の家族構成などによりセンターリンクに審査され、決められます。

【ファミリー・バランス・テスト】

スポンサーとなる親の子どもの半分以上が、オーストラリアの永住権または市民権を保持している場合、ビザを申請できます。

両親ビザのタイプ

上記の条件に問題が無ければ、次にどのタイプのビザを申請するかを決めます。

【①申請費用は安いが、審査の待ち時間が長いタイプ】

申請費用は比較的安いのですが、審査の待ち時間が約10~15年ほどかかります。まだご年齢も若く、日本での仕事もしばらく辞められないなどのご事情のある方には向いているかもしれません。また、5,000ドルのボンド(配偶者2,000ドル)の支払いもあります。

【②申請費用は高いけれど、審査が早いタイプ】

このカテゴリーは、ビザ認可時に支払う2回目の申請費用が1人あたり4万3,600ドルとなり、十分なご予算が必要になります。ただ、審査の待ち時間は2~3年ほどですので、①と比べかなり早くビザが発給されます。
 このタイプだと1万ドルのボンド(配偶者4,000ドル)の支払いもあり、申請費用以外にも十分な資金の準備が必要です。
 また、いきなり上記のような高額な申請費は支払えないという方は、2段階で半分ずつ支払うことも可能です。最初にテンポラリーのビザを申請し必要な費用の約半分を払って同ビザを取得、その後永住権を申請し残りの約半分を払う方法になります。ただ、最初に発給されるビザの期間に大病などにかかってしまうと将来の永住権取得に支障が出る可能性もあります。

オーストラリア国内申請か、海外申請か?

両親用永住ビザには上記のタイプの選択肢の他に、国内申請か国外申請かの区別もあります。ただ、全ての方に両方の選択肢があるわけではなく、ご年齢により変わり、事前に確認が必要です。

なお、上記は一般的なご案内となり、ご自身の状況については専門家とご相談されることをお勧めします。


西尾 彩子(にしお あやこ)
Australian Visanet

UTS並びにSydney大学卒。教育、流通、航空業界での経験を経て、永住権取得後、移民エージェントとなる。豊富な社会経験を生かした確実・丁寧なコンサルタントに定評がある

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。

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