大学のコース終了後に申請できる卒業生ビザについて教えてください

何でも相談

Q もうすぐ大学の会計学士のコースが終わる予定で、コース修了後には卒業生用のビザがあると聞いています。自分でそのビザの申請をしようと思っていますが、注意する点などがありましたら教えてください。
(27歳学生=男性)

A 卒業生ビザは「Graduate Temporary Visa」(サブクラス485)と言い、豪州で規定のコースを終えた留学生のためのものです。卒業生ビザは、履修したコースに応じ、18カ月から4年の間同国に滞在できるもので、その期間は働くことができます。

①申請期限

卒業生ビザの申請には、コース修了後6カ月以内に申請書類を提出する必要があります。コース修了日は最終結果が出た日になり、卒業式の日ではありません。卒業日は、コース修了日より数カ月後になる可能性があるので注意が必要です。ほとんどの学生は、コース修了日と学生ビザの有効期限までに申請する必要があります。学校よりコース開始日、修了日、コース名などが明記された修了通知書を発行してもらってください。

②修業期間

履修のコースがCRICOSという政府認定を受けていても、少なくともそのコースは92週間の修業期間を満たさなければなりません。また、科目免除やサマー・コースをしたことで早期にコースを修了した場合でも、少なくとも16カ月間は、豪州国内で就学している必要があります。

③英語テスト

英語テストが免除対象となる国のパスポートを持っていない限り、卒業生ビザ申請時までにテストで規定のポイント以上を取得していなければなりません。もし英語テストにパスしていないまま卒業生ビザを申請し、その後英語テストの結果を提出しても、そのビザ申請は却下されます。

④豪州の無犯罪証明書

申請書類の1つに無犯罪証明書(AFP Clearance、以下AFP)を申請した証拠書類があります。AFPを申し込んだとしてもAFP申請済みのレシートを提出しなければ、ビザ申請は却下されます。また違った種類の無犯罪証明書を提出した場合も同様です。同じ学生ビザで16歳以上の家族がいる場合もAFPの提出が求められています。

⑤卒業生ビザの期限

卒業生ビザは、就学したコースに関連した職業によって、Graduate Work Stream(以下GWS)とPost-Study Work Stream(以下PSWS)の2種類に分かれます。
 PSWSは、修了したコースの資格レベルによって2~4年まで、GWSは18カ月までとなっています。GWSは技術査定が必須ですが、PSWSでは不要です。
 GWSは、コース関連職業がオーストラリアが設定している政府認定職業リストに載っている必要があります。今回の場合、会計士はリストに載っているのでGWSです。指定の職業によっては専門学校卒業でも他の条件を満たせば申請可能です。

⑥技術査定(スキル・アセスメント)

GWSの場合、ビザ申請時は技術査定に合格していなくても構いません。ただし、ビザ申請時は技術査定申請済みの証拠書類を提出する必要があります。

以上は、一般的な説明で、個々に対するアドバイスではありません。詳細は、直接移民局またはビザ・エージェントなどの専門家にお問い合わせください。


日豪プレス何でも相談

中澤 英世(なかざわ ひでよ)
Australian Visa & Education

ビザ申請代行業者(登録番号MARN:0213098)。旅行会社、英語学校、大学関連教育会社勤務を経て2002年より豪州政府認定ビザ・エージェントとなる。在豪25年の経験を生かし、留学・起業など幅広く相談に乗っている。

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る