サブクラス457ビザの長期化する審査。対応策はありますか。

何でも相談

Q サブクラス457ビザの移民省での審査に、以前よりかなり時間が掛かると聞きました。企業として何か認定スポンサーシップ (Accredite dsponsorship) 、あるいは優先審査要請 (Priority Processing Request) 以外に、審査をスピード·アップさせる方法はありますか。
(35歳会社員=男性)

A 移民省ウェブサイトで公表されているサブクラス457ビザの審査期間は、以下の通りです。

● 移民省で受理されている申請の75パーセントは6カ月で審査が完了
● 移民省で受理されている申請の90パーセントは10カ月で審査が完了

この審査期間は、ビザ申請者と企業両方に厳しい結果をもたらす可能性があります。弊社では資格があると考えられる顧客へは、認定スポンサーシップを取得することにより審査時間を劇的に減らすことができるので、申請をお薦めしております。

認定スポンサーの資格がない企業は、もし移民省を納得させうる事業上の事情を提出することが可能であれば、ビザ申請提出後に優先審査要請の申請ができます。

サブクラス400ビザについて

もう1つの解決策は、サブクラス457ビザの申請提出後にサブクラス400ビザを申請することです。サブクラス457ビザ申請の移民省審査中、サブクラス400ビザは通常最長3カ月までオーストラリア国内での就労が可能です。恐らく長引くサブクラス457ビザ審査時間の対策のため、移民省は現在特別にこの方法を認めています。

サブクラス400ビザには、スポンサーシップやノミネーションが必要なく、下記の状況での認可が可能です。

事前予告なく継続的な業務への着任のため、早急に従業員を来豪させる必要が発生した場合、その従業員のサブクラス457ビザあるいはノミネーション申請を提出済みである証明により、オーストラリアの利益ストリームとしての、サブクラス400ビザが考慮されます。そして、ビザ認可期間の最長3カ月間、サブクラス457ビザ審査結果をオーストラリア国内で待てる可能性があります。サブクラス457ビザ申請審査が3カ月以上にわたらないと想定し、企業はサブクラス457ビザ申請が移民省で審査中、従業員を雇用することが可能となります。

サブクラス457ビザの場合と違い、サブクラス400ビザの申請時及び認可時にはビザ申請者はオーストラリア国外にいる必要があることをご注意ください。

なお、上記は現行の移民法規を基にした一般的なご案内です。必ずしも全ての方に当てはまるとは限りませんので、上記ビザ申請をご検討中の方は、申請資格について個々に精査する必要があります。ご不明な点は、移民コンサルタント、あるいは移民省(Department of Immigration and Border Protection – DIBP)へお問い合わせ頂くことを、強くお薦めいたします。



エイドリアン・フェルトン(Adrian Felton)

弁護士(ソリシター)/ 移民コンサルタント。スタッフソリューションオーストラリア。移住手続認定代行業者登録番号(Migration Agent Registered Number):MARN 0105680。マッコリー大学で法学の学士号を取得後、移民、法律の分野で10年以上の経験を積む。現在、スタッフソリューションオーストラリアで、日系企業や幅広い層の個人のお客様のビザ申請を代行している。

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る