サブクラス457ビザ申請の審査を短くする良い方法は?

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Q

サブクラス457ビザ申請の審査が移民省で以前にも増して長くなっており、9カ月あるいはそれ以上掛かると聞いています。企業として移民省の結論が出るのにこんなに待たずに済む、何か良い方法はありますか。(30代駐在員=男性)

A

移民省での遅延は、多くの方々の問題となっていますが、考えられる解決方法が3つあります。

まず1つ目は、企業として長期的で最善の方法である「認定スポンサー」(Accredited Sponsor)に申請し、認可されることでしょう。これにより、迅速処理を含む多くの利益を得ることができます。弊社の経験では、多くの同認定スポンサーによる申請が、数日間のうちに認可されています。また、同認定スポンサーは、ビザ申請者が良い資質の持ち主であることを手紙で供述すると、海外からの警察証明を提出しなくても良いのです。

同認定スポンサーのステータスを得るためには幾つかの方法があり、その中でおおよそ以下の条件を満たす必要があります。

  • 従業員の85%以上が市民権や永住権を持ったオーストラリア人であること
  • 個人商店あるいは共同経営(パートナーシップ)ではないこと
  • 直近2年間の年間売上高が400万ドル以上あること
  • 少なくとも1年間、サブクラス457ビザの有効なスポンサーであること
  • 最低1人のサブクラス457、あるいはTSS・サブクラス482ビザの主保持者のノミネーションが、1年以内に認可されていること
  • 1年以内のノミネーションの不認可率が3%以下であること
  • モニタリングにおいて不利な結果を得ていないこと
  • オーストラリア人の全従業員が労働協約(Enterprise Agreement)、または全事業内の職種において現在の市場給与レートを反映した、内部報酬表に基づいて支払いがされていること
  • 適応される場合において、全てのTSS・サブクラス482、あるいはサブクラス457ビザ保持者が国家雇用基準(National Employment Standards)下での書面で雇用契約を結んでいること

もし上記の条件を満たしていれば、同認定スポンサーになることを検討する価値があると思います。

2つ目は優先審査要請で、この申請はビザ申請の提出後に要請できますが、認可を受けるためには、企業は厳しい条件を満たす必要があります。そのために、ビザ申請者のノミネーションされているポジションへの早急な着任が必要であること、強力な事業上の理由を会社が提出する、あるいはビザ申請者の就労予定地が僻地である必要があります。

3つ目はサブクラス400ビザ申請です。サブクラス457、またはTSS・サブクラス482ビザの申請提出後、もしビザ申請者が早急にオーストラリア国内で就労することが必要な場合、サブクラス400ビザの申請が可能です。ただし、ビザ申請者はサブクラス400ビザの申請提出時、それから認可時にはオーストラリア国外にいることが必要です。

上記に関するご質問がありましたら、弊社までお問い合わせください。

なお、上記は現行の移民法規を基にした一般的な案内になります。必ずしも全ての方に当てはまるものとは限りませんので、上記ビザ申請を検討中の方につきましては、申請資格について個々に精査する必要があります。ご不明な点などは移民コンサルタント、あるいは移民省(Department of Home Affairs/DHA)へお問い合わせすることを強くお勧めします。

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。


エイドリアン・フェルトン(Adrian Felton)
弁護士(ソリシター)/ 移民コンサルタント。スタッフソリューションオーストラリア。移住手続認定代行業者登録番号(Migration Agent Registered Number):MARN 0105680。マッコリー大学で法学の学士号を取得後、移民、法律の分野で10年以上の経験を積む。現在、スタッフソリューションオーストラリアで、日系企業や幅広い層の個人のお客様のビザ申請を代行している。

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