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神奈川大学附属高校2生徒の家族訪豪へ

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29日にフレーザー島のマッケンジー湖で水死

 3月29日午後、グループでQLD州を訪れていた神奈川大学附属高校の男子生徒2人(16)がフレーザー島のマッケンジー湖で行方不明になり、州警察、州緊急救援局員らの捜索の結果、翌30日朝に2人の遺体が湖底で発見された事故は、旅行者に人気のある穏やかな島の澄んだ湖水での事故だけに地元の人々もショックを受けており、シドニーでもテレビや新聞で報じられている。

 同月31日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)は、2人の生徒の家族がオーストラリアに向けて飛び立ったことを報じている。

 2人は学校交換留学プログラムの一環として、男子7人、女子6人、教師2人のグループで島を訪れており、週末にはサンシャイン・コーストのカルーンドラ・シティ・プライベート・スクールでの公式交換プログラム終了式を行い、3月31日に日本に帰国する予定だった。

 29日午後、湖の近くで集団写真を撮影するために生徒を呼び集めた際に2人の姿が見当たらないことに気づいたと伝えられている。

 横浜にある生徒の高校の菊池久校長は、「2人は明るくエネルギッシュで、誰からも好かれていた」と語っており、学校のウエブサイトに公式声明を掲載し、「海外交換プログラムでこのような事故が起きて誠に残念でならない。今後、このプログラムでこのような事故の再発を防ぐため活動内容を見直したい」と述べている。

 他の生徒は30日午後に島を離れ、ブリスベンに滞在中と思われると伝えられている。

 グループが泊まっていたキングフィッシャー・ベイ・リゾートのジェフ・エリソンSealinkCEOは、家族や友人に哀悼の言葉を述べるとともに、「私達の知る限り、マッケンジー湖での水死事故はなく、それだけにリゾートの社員全員がショックを受けている。リゾート側でも宿泊客の安全を図ってできることを検討する。ガイドはツアー・グループの安全案内をさらに強化する」と語っている。

 地元メリバラ警察署のトニー・クロウズ警部補は、「事故原因はまだ調査中だが、悲しいできごとだ。水辺に近づく時は必ず安全に注意するようさらに徹底したい。私がここに着任して以来、ここでの水死事故は起きていなかった」と語っている。
■ソース
Parents of drowned Japanese schoolboys fly to Australia

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