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コメディ・フェスティバル、デーム・エドナの名を削除

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バリー・ハンフリーズの反「性転換」発言に批判

 オーストラリアではエンターテインメント界のデーム・エドナと生みの親のバリー・ハンフリーズ氏の名前は誰でも知っている。きらびやかな衣装をまとったデーム・エドナはハンフリーズ氏の仮装で声も裏声を使っており、メルボルン・インターナショナル・コメディ・フェスティバル(MICF)ではバリー・ハンフリーズ氏の名前を冠した賞もあった。

 しかし、先頃のハンフリーズ氏の性転換者に対する発言を問題視する声が関係者から高まっており、主催者もフェスティバル最大の賞の名称からハンフリーズ氏の名前を削除することを決めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2000年以来、フェスティバル最高の賞は「バリー・アウォード」と名付けられていたが、今年は「メルボルン・インターナショナル・コメディ・フェスティバル・アウォード」と呼ばれている。

 ハンフリーズ氏のキャラクターには他に「サー・レス・パターソン」もあり、コメディ界ではイギリスでも知られていた。しかし、昨年、保守系雑誌のスペクテーター」誌のインタビューに答えて、「性転換はファッションになった」と発言、さらに、「トイレは何種類必要になるのか? 狂った教師が子供に話して聞かせるというのはちょっと邪悪だ」と発言している。

 2017年のバリー賞受賞者、ナネットで世界的に有名になったハンナ・ギャズビー氏は、「ハンフリーズは有力者が好きで、弱い少数派を嫌っている。その上、社会の空気を読むこともできなくなっている」とツイートしている。

 ハンフリーズ氏は2016年にも性転換手術を「自傷行為」と発言して議論を呼んでいる。

 フェスティバル統率者のスーザン・プロバン氏は、「ハンフリーズ氏の発言が改名のきっかけになったことは事実だが、改名の計画は以前からあった。賞の名前をフェスティバルやメルボルンを象徴するものに変えることを考えていた」と語っている。

 ハンフリーズ氏はMICF創設時のパトロンであり、オーストラリア勲章や大英帝国勲章、国内の複数の大学の名誉博士号などをいくつも受けている。
■ソース
Barry Humphries’s name stripped from Melbourne comedy festival award after transgender controversy

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