オーストラリア不動産の現状
2022年こそ、資産増幅計画を
今年は、「決断力と才知」の象徴とされる壬寅(みずのえとら)。新しい芽が「成長する」、新しい日常が「始まる」縁起の良い年という説もあるようなので、ぜひ実現したいですね。
豪州不動産市場は2020年の停滞期から脱却し、21年は戸建住宅の評価の上昇が顕著でした。ただし集合住宅はロックダウンの影響もあり、高騰したとまでは言えません。金利動向にもよりますが、需要増の上昇傾向は続くと想定され、土地と建築部材の価格上昇が今後反映されることを考えると、海外からの人口流入前である今は購入のチャンスとも言えます。
さて、1年の抱負や計画を立てる人が多い年初。皆さんの前向きな人生計画のお役に立つべく、豪州不動産を活用して資産増幅を実現した例をご紹介したいと思います。市場で上昇トレンドが見込まれる今こそご参考になさって下さい。
キャピタル・ゲインを有効活用する
豪州不動産は、キャピタル・ゲイン(物件価格上昇による差益)と貸家賃収入の上昇を両方享受できる「ダブル・ベネフィット」が期待できることで知られています。これは豪州の
- 人口増加率
- 都市部への人口集中
- インフレ率
- 収入増加率
などが影響しています。
現在のように経済回復期が来て物件の銀行査定が上がると、そのキャピタル・ゲインを次の物件融資に活用できます。例えば2015年に50万豪ドルの物件を8割の融資で購入したとします。利息のみの返済で現状40万豪ドルのローン残高があっても、物件の現在の銀行評価額が80万豪ドルだった場合、ローン残高は80万豪ドルの半額分ということになり、これを8割ローンで借り換えれば、64万豪ドルから40万豪ドルを差し引いた24万豪ドルが次の融資に活用できるのです。不動産が資産価値として認知される豪州ならではの資産増幅術と言えるでしょう。
実例では、20年前に50万豪ドルで購入した戸建住宅のローンを全額返済した現在、物件価値も300万豪ドルに上昇。その差益を元に100万豪ドルまでの物件を頭金なしで購入できるという条件を金融機関から受けた人もいました(ただし融資には個人事情や物件の場所、品質などが深く関係するので、ライセンスを有するプロによる状況に応じたアドバイスが必須)。
年頭にこそ決めたい人生の進路
人生の成功、家族の幸せのための目標の1つとして、今年の資産増幅計画がぜひとも成就して良い年になりますよう、お祈りしています。
このコラムの著者
鶴美枝
グローバル・インテリジェンス・マネージメント代表。創業2010年以来、豪州各地の優良不動産を厳選し、豪州及び日本在住のホーム・オーナー若しくは投資家の方々の購入をサポートし資産増幅、理想の住まいの確保に日々尽力中。日本と豪州にて法学部大学院卒業。豪州不動産フルライセンス保持。