市内中心から郊外までアクティビティー満載！ゴールドコーストを楽しもう！

ゴールドコーストには大小さまざまなテーマ･パークがたくさんある。中でも動物園と遊園地が合体したような「ドリームワールド」、海をテーマにした遊園地「シー･ワールド」、映画のテーマ･パーク「ムービー･ワールド」のこれら3つは、3大テーマ･パークと呼ばれ高い人気を誇る。

いずれも多彩な乗り物やアトラクションが満載で、遊ぶには1日では足りないほど。ロング･ウィークエンドなどを利用して、ぜひ行ってみよう。

ゴールドコースト中心部から西へ約30キロ、内陸部へ車で40分ほどの所にあるタンボリン･マウンテンは、貴重なレイン･フォレストの原生林や滝が点在する国立公園だ。標高540メートルの頂上付近には、ゴールドコーストのビル街や海などを一望できる絶景スポットがある。

ゴールドコーストはもちろん、ブリスベンやNSW北部からでもちょっとしたドライブにぴったりで、観光客だけでなく地元のオージーにも手軽な観光地として人気だ。

また、「ギャラリー･ウォーク」と呼ばれる通りには地元アーティストのギャラリーやギフト･ショップ、お洒落なカフェやレストランが集まっているので、個性的な店を見ながら散策するのも楽しい。

その他に、タンボリン･マウンテンはワインの名産地としても知られ、あちこちに点在するワイナリーを巡り、試飲したり、チーズやファッジといった地元の名産品を味わうこともできる。

馬に乗って森の中を散策したり、木々の間に張りめぐらされたロープを伝っていく「ツリー･トップ･チャレンジ」などを体験できるのもタンボリン･マウンテンの魅力の1つだ。のんびりしたい人は、整備された遊歩道で森や動植物を観察してみては。足を延ばして太古の森へ出掛けてみよう。

ゴールドコーストはホエール･ウォッチングが盛んで、かなり高い確率で鯨を目撃できることで有名だ。ベスト･シーズンは通常6月初旬から11月初旬と言われている。

その理由は、出産･子育てのために南極に住む鯨たちが温かい海を求め、QLD州北部のウィットサンデー諸島付近まで、距離にしておよそ1万キロを北上するためだ。中にはパプアニューギニアまで、約1万2,000キロの旅をする鯨もいるという。

この時期、見られるのはザトウクジラで、大きいものだと体長18メートル、体重は40トンもある。実際に至近距離から見られる、めったにないチャンスだ。

世界自然遺産に「オーストラリアのゴンドワナ多雨林群」として登録されているのが「スプリングブルック国立公園」。ゴールドコーストの西南約50キロに位置し、広大な公園は4つのエリアに分かれている。

その4つのエリアとは、たくさんの滝や展望台などもある「スプリングブルック地区」、土蛍が有名な「ナチュラル･ブリッジ地区」、かつてバナナ園として開発され、その後再生された森がある「マウント･クーガル地区」、そして「ナミンバ地区」。それぞれの地区で散策コースなども用意されているため、安心して出掛けられる。

スプリングブルック地区には、落差10.6メートルのパーリング･ブリック滝を始め、レインボー滝、ツイン滝など幾つもの滝があり、滝の裏側に遊歩道がある場所もある。また南半球最大のカルデラや、遠くバイロン･ベイを見渡すベスト･オブ･オール展望台、雄大な渓谷と滝を望むキャニオン展望台など見どころがたくさん。

ナチュラル･ブリッジ地区は、その名前の由来になった風化作用でできた自然の橋がある。奥に進むと洞窟になっていて、中に入ると満天の星空のような光景が広がっている。その光の正体は「土蛍」というヒカリキノコバエの幼虫で、オセアニアの限られた一部の地域でしか見られないため、ゴールドコーストに来たらぜひ訪れたいスポットだ。