Vol.8 小さな達成感を励みにする
こんにちは。クロスフィット・トレーナーのASAMIです。前回は運動習慣をうまく定着させる4つのコツの1つ、「目に見える結果を作る(体のラインや体脂肪など)」について、お話ししましたが、その後体の中をチェックした人はいらっしゃいますか!?
今回は、2つ目のコツ「小さな達成感を励みにする(できなかったことができる喜びを感じる)」について、ご紹介します。
大人になってからも、できることがどんどん増える
クロスフィットが比較的継続しやすい理由の1つは、日々小さな達成感と出合える環境があること。「そもそも1時間のクラスについていけないと思っていたら意外と頑張れた!」とか、「スタート時はできなかった“腕立て伏せ”や“懸垂”ができるようになった!」「前回は1回しかできなかったのに、今回は2回できる!」それが日々の積み重ねで何回もできるようになるなど、大人になってからも、できることがどんどん増える! そんな喜びを味方にしたら楽しめそうな気がしませんか?
クロスフィットを楽しんでいる人はその達成感が病みつきになり、運動習慣が作られる人も多くいます。初めから上手にできる人なんて、なかなかいないので、少しずつステップアップしていく楽しみを積み重ねることが継続のポイントです。
クロスフィットはウェイト・リフティング、ジムナスティック(体操や自重動作)、モノストラクチャル(有酸素運動)の3種類の動作から成り立っています。各カテゴリーがオリンピック競技となっているように、それだけを突き詰める人がいる中で3つの要素を習得するとなるとそう簡単なことではありません。私自身、コーチとなった今でも日々練習し、ステップアップを重ねている状態なので、そう簡単に攻略できないのも続けたくなる要素となるでしょう。
競技としてのクロスフィット
クロスフィットをより突き詰め、過酷な競技として取り組み“優勝者=地球上で最もフィットネスな人間”の称号を得るために闘う人が、その道のアスリート。
実は日本でも大会が行われ、今年は10月8〜9日に沖縄のBOXで開催されます。国内の約60カ所のBOXからオンライン予選を勝ち抜いた男女各40人が競い合います。大会はアスリート部門だけでなく、クロスフィットに初挑戦する人でも参加できるフィットネス部門もあり、大人の運動会のように楽しめるのも魅力です。
3年前に第1回目が開催され、今年で2回目の開催となり、第1回目よりも成長した自分自身を再確認できる場として楽しんでいる人もいるでしょう。このような、大会に参加して日頃のフィットネスの成果を披露して励みにするのも運動習慣をうまく定着させるコツの1つにしてみてはいかがでしょう。
●Japan Championship
ASAMI Profile
フィットネス(クロスフィット)トレーナー。オーストラリアでクロスフィットに出合い、しっかりと筋肉を付けた動ける体作り、強くてポジティブな幅広い世代の女性たちや世界観に魅了され、日本でもっとたくさんの人にクロスフィットを伝え、フィットネス習慣を付けてもらいたいと思いトレーナーに転身。現在、東京のクロスフィットBOXを中心にトレーナーとして活動中。「WELEDA」のアンバサダーも務める。
Instagram: @asami_fitness