第13回 新築物件なら1万5,000ドルの補助

豪州不動産事情

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第13回

新築物件なら1万5,000ドルの補助

 オーストラリアの不動産市場は現在も停滞しているように見受けられますが、初めて物件を購入する人(ファースト・ホーム・バイヤー)にとっては朗報となる制度が、10月からスタートしています。

初めて不動産物件を購入する人は、新築物件に限られますが、政府から1万5,000ドルもの補助金が出ます。

9月末までは中古物件も含め、初めて不動産を購入する場合は「ファースト・ホーム・オーナー・グラント」として7,000ドルの補助金を受け取ることができました。これが10月からは、新築物件に限定されてはしまいますが、物件価格が65万ドルまでの場合は、1万5,000ドルの補助金を受け取ることができるようになりました。

なお2 014 年1月1日(契約日)からはこのグラント額は1万ドルに減額されますので、今年の年末まで限定の特別補助金と言えます。

ただし、現在完成間近の物件は2年以上前に販売されたものが多く、既に完売しているケースが多く、また今売り出されている新築物件は2014年以降に完成するものがほとんどですので、多くの場合は完成予想図面だけで購入する「オフ・ザ・プラン(OFF THE PLAN)」という物件を契約することになります。

オフ・ザ・プランで新築物件を購入するメリットとしては、完成時に比べて“お求め安い”価格で購入できることです。また、中古物件の場合は現状引渡しですが、新築物件の場合は、引渡し後90日以内に発見した瑕かし疵であればディベロッパー側に修理を要請できることや、契約時には手付金として購入額の10%のみを用意すればよく、残りの90%は完成時の支払いとなるので、その間に自己資金を貯められることなどもメリットと言えます。

なお、投資物件として購入する場合には、税制上のメリットも多く、特に減価償却については減税措置を受けられます。

デメリットとしては、購入しても入居が先になること、万一経済状況が悪くなった時、銀行融資を組む場合に担保評価が出ず、予定していた金額を借り入れできないケースがあることなどが考えられます。

この特典を機に新築物件お考えになってみてはいかかでしょうか?


豪州不動産事情

 

スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長 寺田環
NSW州不動産業者免許(フルライセンス)所持

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