第24回 建築ラッシュ

豪州不動産事情

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第24回

建築ラッシュ

シドニーでも「バランガルー」「グリーン・スクエア」など商業物件と併設している居住物件の建築が進められていますが、メルボルンでも今後、CBDで商業施設の建築需要が高まっています。特にファッション関係の店舗が、店舗拡大や新規出店のために移転先を探していますが、なかなか場所がないような状態です。中国系の投資家もたくさんおり、今後地元ディベロッパーと組んで開発を行う予定もあります。

店舗だけでなく、ホテルも今後ドックランズ・エリアに3軒開業する予定です。エティハド・スタジアム周辺で2016年までに合わせて約450室が提供されるとのこと。スタジアムに近いことで、試合やコンサート開催時のホテル利用客を見込んでいるようです。なお、開発資金の負担を軽減するため、3軒のすべてが高層集合住宅と併設されるようですが、これは最近のよく見られる傾向です。

メルボルンの住居物件については昨今、一時期の建築ラッシュによる影響で過剰気味となり価格の低迷が続いていましたが、今後もこのような建築が始まることで物件価格にどのように影響するのか、動向に注目したいところです。

シドニーにおいては、CBDやシティ近郊のビルなどを壊し、高層マンションを開発するという計画をあちらこちらで目にします。2年以上前から売り出ししていたシティに近い大規模開発物件も第2ステージまで完成し、無事に入居も始まっています。

シティ中心部の空き地があまりないことから開発は郊外に移っていますが、郊外だからと言って価格が激減するわけでもありません。シドニーでは物件が過剰になるような気配は今のところ見受けられないという状況です。


豪州不動産事情

 

スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長 寺田環
NSW州不動産業者免許(フルライセンス)所持

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