2015年の不動産の見通し

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第33回 2015年の不動産の見通し


一軒家・ユニットの家賃上昇率(エリア別)

シドニーのシティ近辺では新しいマンション開発が続いていますが、まだ住宅は足りない状況にあります。昨年のレントにつきましては、一軒家の平均賃料が520ドル、ユニットが500ドルがシドニーの平均賃料でした。

エリアによって上昇率は異なりますが、一軒家の場合、西部エリアは4.2パーセント上昇し、ユニットは、アッパー・ノース方面で5.3パーセント上昇しました。シティや東部方面の家賃は停滞気味です。数年前に比べると賃料の上昇率がだいぶ落ちてきたので、テナントにとってみれば、今までのように家賃の値上げ交渉はされにくいでしょう。

一方、賃貸の家賃上昇率の停滞に比べ、売買の動きはまだ活発です。ファースト・ホーム・バイヤーは、銀行の借入金利も低く、本来であれば購入しやすい状況でありますが、物件価格が高いので、なかなか手が届かない様子です。

反面、投資家にとってみれば特に物件をすでに所有している人は、担保評価価格も高く、金利も安いので購入しやすい状況です。

今年は昨年のような活発なオークション落札率高などはあまり期待されず、マーケットは少し落ち着くだろうと予測されていますが、マーケットに売り物件が少ないので、競争により物件価格が上昇される可能性もあるのでマーケットを注意深く観測する事が求められるでしょう。


豪州不動産事情

 

スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長
寺田環
NSW州不動産業者免許(フルライセンス)所持

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