意外と知らない交通ルール

日豪プレス法律相談室

 

第36回

意外と知らない交通ルール

今回は少し変わった、意外な交通ルールを3つご紹介します。

 

車の窓は開けっぱなしNG
 

暑いオーストラリアでは、車内が高温になるのを防ぐために、窓を開けて駐車している車を見かけることがありますが、実はこれは場合によっては違反行為になることがあります。QLD州では車から3メートル以上離れる際には、(1)エンジンを止め、(2)ハンドブレーキをかけ、(3)鍵を抜き、(4)窓をすき間5センチ以内に閉めておく義務があります。最近の実例として、ブリスベンの駐車場で窓を開けて駐車していた男性が、44ドルの罰金を課されニュースで話題になったこともありました。オーストラリア人でもこの交通ルールを知らない人は多いようですね。

 

対向車への合図?
 

警察のスピード取り締まりなどを、対向車へライトで合図して知らせてくれる親切なドライバーがいます(サンコープが2010年に行った調査では、QLD州の運転手のうち45%は頻繁にパッシングをすると答えています)。

実は、この行為も違反となり40ドル程度の罰金を課される場合があります。これは取り締まりの妨害をしたという理由ではなく、対向車を惑わせる可能性がある不要なパッシングや灯火になることや、対向車が200メートル以内にいる時にハイビームを使うことが規則違反と定められているからです。

余談ですが、アメリカのフロリダ州ではヘッドライトを使い、ほかの運転手との「コミュニケーション」を図る行為は言論の自由として、アメリカ憲法に守られている権利だという判決が数年前に下りた事例もあります。

 

子どもを助手席に座らせる場合
 

ベビーシートの使用が厳しく取り締まられているのはご存知の人も多いと思いますが、助手席に座らせても良い子どもの年齢も、道路交通法にて定められているのはご存知でしょうか。

QLD州では4歳未満の子どもを普通乗用車の助手席に座らせるのは、子どもの体格に関係なく規則違反となります。また4歳以上、7歳未満の子どもは、後部座席が7歳未満の子どもに占領させている場合に限り助手席に座らせることが許されます。

日本の法律では思いも付かないことも法律違反になることがあるので、うっかり自分がしてしまうことがないように気を付けましょう。


チャリース紅実
豪州弁護士。クイーンズランド大学法学部・経済学部卒。リトルズ法律事務所で民事訴訟を中心に法務を行っている。

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