ローンに対する考え方

オーストラリアの金融事情

オーストラリアの金融事情

宇都 重信
Uto Insurance & Financial Services P/C ACN No. 051 973 105

ローンに対する考え方

政府はインフレ抑制のための経済引き締め策として、ここ最近、急速に金利を引き上げてきました。ホーム・ローンを抱えている人にとって、金利上昇はストレスでしょう。そこで、さまざまなウェブサイトで利用できるカリキュレーターを使い、自分の状況を調べてみてはいかがでしょうか。

このカリキュレーターでは、ローンの額、返済年数などを入力し、いろいろとシミュレーションすることができます。例えば、返済を月々から2週ごとに変更した場合や返済額を100ドル増額した場合、手持ちの5,000ドルを一時返済した場合、低金利の銀行へ変更した場合などいろいろと得策が見つかります。

俗に「自分の稼ぎ以上に使うな」と言いますが、サブプライム・ローンや日本の消費者金融ローン、先日、新聞で紹介されていた「メキシコの金利100%以上の消費者ローン」などのローンを利用し、返済できずに家を没収されたり、破産宣告をする人が後を絶ちません。これらの人々は通常のお金に対する考え方を認識していないようです。クレジット・カードやデパートのショッピング・カードなどは容易にこれをさせてくれるので注意です。

ビジネス書『貧乏父さん、金持ち父さん』の著者は本の中で、(1)ポルシェを買いたいが、自分の投資財産がその金額を生んだら買おう、という考え方を示しています。これがお金持ちの考え方です。(2)次にこの認識を持たない人々の考え方は、車を買おう=手持ちのお金がないのでローンで買おうとなります。残念ながら、この利用者が手数料や高利息を払うことにより喜ぶのはローン会社です。恐らくローンを払い終わるころには車も古くなり、買い換えでまた同じことが続くでしょう。

(1)は無理、(2)が解かったという人にはその中間の考え方もあります。まずは辛抱して貯金をし財産を作ることです。お金は大きくなればそれなりにお金を産んでくれます。

例えば、利息が8%つくとしたら、1万ドルでは800ドル、5万ドルで4,000ドル、10万ドルになると8,000ドルを年間で産んでくれます。

車を買う際、元金は使わずにこの利息をローンに充てるわけです。そして、この元金の運用先も、一部を将来増えていくように組み合わせれば理想的です。元金はもしもの時、非常資金として使えます。

もちろん、ローンを組む際も、いろいろな節約法が見つかることができますが、ローンに対する認識を誤ると、損をするのでじっくりと考えてみてください。

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