チャートを見てみよう(その1)

第13回 KVB資産運用
チャートを見てみよう(その1)

 今月号からは、外国為替の値動きに焦点を当ててお話を進めていきたいと思います。外国為替を始め金融商品の値動きは、チャートと呼ばれるグラフで確認することができます。チャートは横軸に時間、縦軸に価格を取り、時間と共に価格がどのように推移しているかを示します。

 一般的に用いられるチャートは、ライン・チャート、バー・チャート、ローソク足の3種類です。ライン・チャートは一般的によく見る折れ線グラフで、相場の大きな流れをつかむのに適しています。一方、バー・チャートとローソク足は垂直に伸びる棒が時間軸に沿って波のうねりのように並んでおり、波のうねりからは大きな動きを、1本1本の棒からは細かな値動きを読み取ることができます。

 これらの中でもローソク足の歴史は古く、なんと江戸時代に日本で考案され、米取引で用いられたと言われています。現在では、世界中の投資家に好んで用いられています。ローソク足は右のグラフが示す通り、1本1本の棒がローソクのような形をしています。緑色のローソクから価格が上昇、赤色のローソクは下落しているのが分かりますが、上昇時に現れるローソクを陽線、下落時を陰線と言います。それぞれのローソクは太い線(実体)とその上下から飛び出した細い線(ヒゲ)で構成されており、1本のローソクで1日や1週間など一定期間の値動きが分かるようになっています。陽線の場合、実体の下の辺はその期間の始値(陰線の場合、終値)、上の辺は終値(同始値)を示しており、下に突き出たヒゲはその期間の最安値、上に突き出たヒゲは最高値を示しています。

江戸時代に日本で考案されたローソク足チャート
江戸時代に日本で考案されたローソク足チャート

 1本のローソクの形からは市場の状況が細かく読み取れると考えられています。例えば、実体がほとんどなく上下に同じくらいの長さのヒゲが伸びているのであれば、売りと買いが激しく攻防しているという具合です。さまざまなローソク足のパターンについてはまたの機会に詳しくお話したいと思います。

このコラムの著者

KVB Global Markets:山田 悟

KVB Global Markets:山田 悟

KVB Global Markets日本部門ヘッド/チーフ・カスタマー・ディーラー
アジアを中心に金融サービスを展開するKVB Global Marketsで15年にわたり為替カスタマー・ディーラーとして日本人顧客を中心に外国送金や国際決済、外貨調達の支援を行っている

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