旅行保険についてお聞きします。

日豪プレス何でも相談

 

Q: 旅行保険についてお聞きします。今回事 情により休暇の旅行をキャンセルすること になりましたが、既に支払っている飛行機 代などは旅行保険で求償できるのでしょう か。またそのほかに対象となっているもの はどの様なケースがありますか。
(18歳男性=学生)

A : ひと口に旅行保険といっても、保険会社によってその補償内容はさまざまですので、今回はあくまでも一般的な内容についてのお話をいたします。

まずご質問にあります旅行のキャンセルに対する保険補償ですが、一般的な旅行保険ではご自身のコントロール外の要因で旅行をキャンセルされる場合、そのデポジット(航空運賃や宿泊費など)の損失については、一定の条件を満たしているのであれば補償対象として扱われることが可能です。ここでいうコントロール外の要因とは、本人の突発的な病気やケガ(保険金求償の際には医師の診断書などが求められます)、近親者などの突発的な病気やケガ(同様)、自宅や勤務先が火事などによって深刻な損害を受けた場合、などを意味します。つまりご質問者が旅行をキャンセルするに至った諸事情が、保険の対象条件として扱えるのてあれば、保険金の支払いを受けることができます。

しかし、公共交通機関のストライキなどの理由や、航空会社やツアー・オペレーター側の事情などによるキャンセルについては、通常、補償対象外となることが一般的です。なお渡航先の突発的な状況変化により、やむを得ずキャンセルをするような場合には、その状況判断について保険会社と話をし、補償の妥当性を交渉するということになるでしょう。

そのほか一般的な旅行保険の補償内容としては、

 

・旅行中の突発的な医療行為に対する費用や死亡後遺障害補償
・携行品の損失、破損など
・レンタカーによる事故で発生した免責額への補償
・個人賠償責任
・緊急時の国外退避費用

などが含まれているのが通常です。

例えば医療費用では、旅行先で受けられる治療が不十分であるという医師の判断があれば、他国への移送費用なども保険対象として含まれます。

携行品ついては、例えば何かしらの理由で荷物が旅行先に届かなかったような場合、緊急処置的に当座が必要なもの(衣服や洗面用具など)を買いそろえるような場合にも、その費用が対象となることもあります。

最初に述べたように、保険の内容というのは会社によってそれぞれ千差万別です。加入の際には必ず内容を確認して、ご自身の要望に即したものかどうかの確認が必要です。その際もしよく分からないことがあれば、納得のいくまで説明を受けることが肝要です。


日豪プレス何でも相談

 

斉藤 大(さいとう だい)

エーオン・リスク・サービス・オーストラリア・ジャパン保険サービス部
世界最大手のリスク・コンサルタント会社豪州法人の日系専門部署で日々日本人顧客の法人・個人保険アレンジ、クレーム処理などを担当。

新着記事

新着記事をもっと見る

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る