長期滞在時の生活スタイルに合った保険とは?

Q 最近日本よりシドニーへ駐在員として家族とともに着任しました。これから3年ほどは慣れない海外で新生活を送っていくことになると思いますが、こちらで生活する上で検討をした方がよい保険がありましたら教えてください。
(42歳会社員=男性)

 

A お問い合わせについては、どのようなケースを想定して保険を検討するのかにより、さまざまとなりますが、以下に一般的に個人生活上有効と思われる保険とその注意点について列記してみたいと思います。

医療保険

駐在員として着任をしているのであれば、ビザ申請時に求められている必要レベルの保険加入はしていることと思いますが、当地にて長期滞在をするのであれば、ビザで求められている最低限の補償だけではなく、今後の生活スタイルに合わせてより充実した保険への切り替え加入を検討される価値はあると思います。

例えば、妊娠出産関連費用や歯科関連費用への補償や視力矯正、セラピーなどについてもカバー対象として含む保険プランがありますので、突然の歯痛による高額な治療費の出費などに対して事前に備えることができます。

こういった保険加入を検討する場合には、保険料のみならず補償額や自己負担額と合わせて、ウェイティング・ピリオドとして実際の補償が受けられるまでに、一定期間の待機が必要なケースがどのように設定されているかも十分に確認することが重要です。

家財保険/個人賠償責任保険

賃貸住宅に住む場合、自分の保有家財への損害を補償すると同時に、第三者へ損害を与えた場合の賠償責任に対する備えとして一般的な家財保険に自動付帯してくる個人賠償責任(Personal Liability)保険は非常に大切です。自分の不注意で火事を起こしてしまった場合など、いったんは大家が手配している保険で家屋への損害はカバーされますが、自身の過失を追及され損害賠償を求められることは十分に考えられます。

こちらの保険加入を検討する場合は、補償内容についてどのような事故がカバーされるのかを確認することが重要です。例えば、洪水は通常除外扱いにされることが多いので、必要に応じて特約を付けるなどの対応が求められます。また、加入時に保険会社へ申告した防犯・防火設備などがきちんと機能しているのかについても確認することが重要です。例えば防犯アラームが電池切れで作動していなかったということが事後に判明した場合、保険金支払いの際にもめる可能性がありますので、注意が必要です。

貴金属などについては、補償額に制限があることがほとんどですので、十分な補償を受けるためには事前に保険会社へ個別に申請をすることが求められます。

そのほか、自動車の保険や不動産保険などが考えられますので、ご自身の生活スタイルに合わせて上手に保険の手配をするのがよいでしょう。


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斉藤 大(さいとう だい)
エーオン・リスク・サービス・オーストラリア ジャパン保険サービス部

 

世界最大手のリスク・コンサルタント会社豪州法人の日系専門部署で日々日系企業顧客の法人・個人保険アレンジ、事故処理などを担当

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