第56回 低金利にご注意

夢のマイホーム計画

 

オーストラリアで夢のマイホーム計画

第56回

低金利にご注意

先月オーストラリア中央銀行が政策金利を0.25ポイント落とし、3.25%としました。これで金融危機後の政策金利3.0%にまた1歩近づいたことになります。メルボルン・カップのある11月にまた0.25ポイント落ちるのではないかと業界では話されていますが、この記事を読んでいるころには既に結果が分かっているでしょうね。

ちなみにこの3.0%という政策金利ですが、これはオーストラリアの過去20年間をさかのぼって見ても最低値と思われます。まだまだ安定しないヨーロッパ情勢、2008年のリーマン・ショックが引き金となって起こった金融危機から約4年が過ぎますが、傷跡は簡単に癒えそうにはありません。

しかしこれはホーム・ローンを抱える人、これから物件購入してホーム・ローンを持つ予定の人にとってはお得な金利で嬉しいニュースとなります。金利が低いと銀行に支払わないといけない利子も低くなるので、この時に変動型金利を利用している人は、繰越返済をどんどんしてローンの元金を大幅に減らしていくことが可能です。繰越返済をすることによって短期間での住宅ローン返済終了も夢ではありません。

だからと言って、金利が低い時のシミュレーションのままで住宅ローン契約をしてしまっては、後で大変な返済額になる可能性があることを、くれぐれも計算に入れておく必要があります。変動型であれば、経済が戻れば金利が上がっていくので、上がった後の返済額が大幅に大きくなり、返済が難しくなる可能性があります。また固定であったとしても、日本のようなローン期間中すべて固定、といった商品はなく、平均2〜3年の固定金利なので、2〜3年の契約後に金利が大きく上がっている場合、そこからの返済が厳しくなってしまいます。

金利が低い今だからこそ、ぎりぎりまで借りてしまう危険性を見据え、ローンを決定する前には、金利が上がった場合のシミュレーションもしてから、余裕を持ったシナリオで進めていく方がいいと思います。


夢のマイホーム計画

XL Group
住宅ローン・コンサルタント
(MFAA正式会員)
Yon

新着記事

新着記事をもっと見る

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る