一転して雨で迎えた第2戦。世界ランク103位のアメリカ、オースチンク・ライチェクとの対戦は錦織がコーナーを丁寧につく危なげない戦いで終始錦織ペースが続いた。山場は第12ゲームとなった。錦織がセット・ポイントを落として、タイブレークに持ち込まれる。第2セットを落とすと、せっかくつかんだ流れが相手に奪われかねない。しかし錦織は冷静さを失わず、的確なサーブやショットで7-5で第2セットも連取。
プライベートでは寿司を一緒に食べる仲というが、勝負は別。第3セットも6-3で完勝である。錦織は第2戦まで1セットも落とさずに体力も温存した。金曜日の第3戦に挑む。
(写真・リポート=板屋雅博・日豪プレス特約記者)