多くの日本人ファンが応援に駆けつける
スーパーラグビー開幕戦(ワラタス対レッズ)は2月27日、シドニーで開催され、控え選手として待機していた日本代表FB五郎丸歩(29)=ヤマハ発動機=が、前半26分に交代出場。公式戦デビューを果たした。
23番の背番号をつけた五郎丸は後半4分、ペナルティー・ゴール(PG)を正面から決め、公式戦で初得点をマーク。9分のPGは右に外れたものの、19分にはトライ後のゴールを決め5得点を挙げた。試合は30-10でワラタスが勝利した。
試合後に行われた記者会見で、今日のキックの評価を聞かれると、「悪くはなかったと思う。ただ、任せられたからには100パーセント決めなくてはならないので、次からの課題にしたい。今回は、前回の試合よりも長くプレーすることができたので嬉しかった」とコメント。SRのピッチに立ったことに関しては、「夢の世界だ」と述べた。また、「良いところも悪いところも、次の試合に向けて修正していきたい」と今後への意気込みを語った。
五郎丸の勇姿をひと目見ようと、会場のアリアンツ・スタジアムには多くの日本人ファンが駆けつけた。シドニー在住の真衣さん(32歳)は、「オーストラリアで生の“五郎丸ポーズ”を2回も見ることができて良かった」と喜びをあらわにした。
レッズの公式サイトでは、「スーパーブーツの異名を持つ男、五郎丸歩選手」として、会員限定の公式グッズを発売するなど、オーストラリアでも日系コミュニティーを中心に“五郎丸フィーバー”に沸いている。