農水省、シドニーで覚書に署名──豪州北部準州と協力

署名後、握手を交わすアリスター資源省次官と池渕雅和審議官

署名後、握手を交わすアリスター資源省次官と池渕雅和審議官


 農林水産省は13日、豪州北部準州第一次産業・資源省との間に主に農業分野における協力体制を構築するための覚書締結の署名をシドニーで行った。署名は農林水産省の池渕雅和審議官、および北部準州のアリスター・トライアー資源省次官の間で行われた。

 この事業は北部準州の広大な未開発地域の開発を日本の技術力を活用して行うというもので、両国の季節が正反対であることを利用し、同種の農産物を通年に渡って生産、主に東南アジア市場への輸出など供給力の拡大を目的としている。

 現時点での取り組みとしては農産物よりも早いサイクルで成果を見られる海産物を利用した商品の開発・供給に試験的に取り組んでおり、具体例としてはバラマンディの刺身をシドニーの日本食レストランで供給するなどの活動を行っている。

 池淵審議官は「今後は短期的な事業として大豆、アスパラガスの試行的な栽培を計画しています。今日の締結によって農林水産省と北部準州との強力なパートナー・シップの元、今後はさらに中長期的な計画にも取り組んでいけると確信しています」とコメントしている。

(取材・写真:馬場一哉)

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