コービー受刑囚、27日帰国へ

バリの自宅にメディア集結−—「人前に出るのが怖い」

 インドネシアのバリ島で大麻密輸の罪で有罪判決を受け、服役していたQLD州出身のシャペル・コービー受刑囚が27日、オーストラリアに送還される見通しとなった。コービー受刑囚は現在、バリ島の自宅で仮釈放中。周辺にはオーストラリアの取材陣が押し寄せ、ストレスで体調を崩しているという。19日付の公共放送ABC(電子版)が報じた。

 ABCが放映した映像では、同受刑囚の兄弟のマイケル氏が顔にホラー映画のマスクを被り、自宅の前に集まったマスコミを追い返していた。同受刑者を訪問した男性はABCに「コービーはメディア関係者や多くの人の前に出るのが怖いと話していた」と述べた。取材陣のカメラにおびえ、外出できない状況だという。

 コービー受刑者は2004年10月、バリ島のデンパサール空港でボディボードのバッグに4.1キロの大麻を隠していたところを逮捕された。当時27歳だった同受刑者は一環して無罪を主張した。裁判では、空港職員が絡んだ薬物密輸組織の犯行の犠牲になったと主張したが、翌年に懲役20年の有罪判決を受けた。

 オーストラリアでは大麻所持はおおむね軽い罰金刑となっているが、インドネシアでは重罪だ。バリ島はオーストラリア人に人気の高いリゾート地だけに、若い女性が異国の刑務所で長期の懲役刑を受けたことは、国民的な関心を呼んだ。

 同受刑囚はバリ島の刑務所で服役していたが、インドネシアの当時のユドヨノ大統領の配慮で、2012年に5年減刑された。2014年に仮釈放が認められ、現地の自宅に滞在していた。



■ABC News
Schapelle Corby fearful of gathering media as brother emerges from Bali villa in mask

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