QLD州、コロナウイルス市中感染28日連続ゼロ

12日で挫折のNSW州と州境閉鎖巡って論戦

 QLD州はコロナウイルス市中感染28日連続ゼロを達成した。一方、12日で挫折、新たに市中感染を出したNSW州の政府閣僚が、QLD州の州境閉鎖を巡ってQLD州政府を非難するなど両州の関係が険悪化している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 QLD州政府は、「NSW州との州境閉鎖解除はNSW州の市中感染が28日間連続ゼロを記録した後」と宣言しているが、NSW州側が幾度も挫折してきており、遂にはNSW州政府の保健相が、「市中感染28日間連続ゼロという条件は非現実的」とQLD州政府を非難する発言を繰り返してきた。QLD州政府は、NSW州の接触追跡で市中感染経路を突き止める努力を監視しており、両州の間の州境閉鎖の解除という課題を10月末に検討すると発表している。

 ブラッド・ハザードNSW州保健相の度々の非難に対して、スティーブン・マイルズQLD州保健相が、「NSW州が感染源不明の市中感染28日連続ゼロ達成を投げ出したのは非常に残念なことだ」と発言し、これに対して、10月8日にはグラディス・ベレジクリアンNSW州首相が、「マイルズ大臣の発言は非常に不愉快だ」と発言している。

 ベレジクリアン州首相は、「NSW州政府の目標は一貫して市中感染ゼロを達成することにある。大勢の人が昼夜を分かたず働き続けているのもそのためだ。何か月にもわたってその目標達成のために努力してきた。QLD州と違ってNSW州は人口も大きく、開かれた経済活動を続けている。そのような州で28日連続ゼロが現実的かどうかという問題がある。

 これに対してマイルズQLD州保健相は、「QLD州はNSW州に説教される筋合いはない。NSW州のルビー・プリンセス・クルーズ船事件では大きな迷惑をこうむった。これまでも高齢者介護施設でのコロナウイルス・アウトブレークを起こしてきたNSW州だ。QLD州はまさしくそのような状況を避けるために努力してきており、成功してきた」と語っている。

 ジャネット・ヤングQLD州主席医務官は、「NSW州の接触追跡能力は優れている。28日連続ゼロは社会の安全を保つための一つの規準だ。10月末には州境閉鎖を解除するかどうか検討する」と語っている。
■ソース
Queensland achieves 28 days without coronavirus community transmission as NSW border decision expected at end of October

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