NBN社は850人の社員が年収$20万超

連邦政府の公務員賃金上昇抑制をしりめに

 不況の後にコロナウイルス・パンデミックが襲っている現在、連邦、州政府は公務員の賃金上昇を抑えにかかっているが、政府所有企業の全国ブロードバンド・ネットワーク(NBN)社では、850人を超える社員が年収20万ドルを超えており、さらには全社員の75%以上が6桁のサラリーを受け取っていることが新しいデータで明らかになった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 NBN社は国庫から510億ドルの資金で設立された企業であり、世界大恐慌以来の規模の経済危機と言われる時に役員に賞与を支給し、社員110人には30万ドルから40万ドルの賃金を支払い、34人には基本給だけで40万ドルを超える賃金を支払っていた。

 さらにはコロナウイルス・パンデミックが最盛期にあり、大勢の国民が旅行もグループづきあいもできず、レストランや喫茶店さえ休業していた2020年2月から6月までの期間にエンターテインメントやパーティの経費として265,000ドルを支出していた。

 NBN社は、2023年までにブロードバンド通信速度を向上する工事費として10月6日の2020年予算案で連邦から45億ドルの追加資金を受けており、さらに5G携帯電話網の超高速化作業の迅速化を図るため2,920万ドルを受けている。

 10月9日に連邦議会上院委員会に提出された資料で、NBN社社員の破格の賃金体系が明るみに出たものだが、同社の広報担当者は、「社員は会社と個別雇用契約、企業賃金協定その他の取り決めで雇われており、企業の競争力を維持し、優れた人材を確保するため、他の企業や公営事業体の役員や社員の賃金体系を参考に決めている」と語っている。

 労働党の政府説明責任問題担当スポークスウーマンのキンバリー・キッチン議員は、「NBN Co.は新手のミリオネア製造工場だ。NBN Co.の社員は公務員であり、民間部門のようなリスクはないにもかかわらず、何百万ドルもの報酬を受け取っている」と評している。
■ソース
850 NBN staff paid more than $200,000 amid government pay crackdown

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