ブルーマウンテンの市街部避けてトンネル・バイパス

NSW州政府のグレート・ウエスタン・ハイウェイ計画

 NSW州政府は、ブルーマウンテンを通過するグレート・ウェスタン・ハイウェイの隘路となっている市街地をトンネル・バイパスで通す計画を発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 グレート・ウェスタン・ハイウェイのブルーマウンテン区間は徐々に拡幅や直線化の工事が進められており、トンネル・バイパスが計画されているのはカトゥーンバの西、ブラックヒース地区でこの市街地は国道が鉄道線路と沿道の建物に挟まれており、拡張するだけの土地がない。

 同地区住民は国道の拡幅で通過する交通量が増えることを懸念しており、住民運動が盛り上がることも予想されることから、州政府は、ブラックヒース市街地の下に4kmの4車線トンネルをつくって通すか、それよりも500m長いトンネルを通すか、2つの計画を比較検討している。

 州政府では当初バイパスを町から鉄道線路で隔てられた西側に移すことも検討したが反対が強いため放棄している。

 ポール・トゥール地域道路担当相は、「ブラックヒースの下にトンネルを通すことでブラックヒースの町並みと歴史遺産を保存し、同時に通過する車両にとっては走りやすい道路になる。かなり難しい工事になるだろうが、ブラックヒースの町を知る人達と協力して最善の計画にしたい」と語っている。

 しかし、マーク・グリーンヒル・ブルーマウンテン市長は、「最新の計画も国道拡充事業が地元地域に与える影響への懸念を払拭していない。この国道拡充工事の結果、25mのBダブル重連トラックや30mの固定リグ・トラックがブルーマウンテンを越えて入ってくるようになるだけであり、州政府の資料がはっきりそう述べている」と語っている。

 州政府はグレート・ウェスタン・ハイウェイのカトゥーンバからリスゴーまでの区間の改善事業に25億ドルの予算を計上しており、区間全体にわたって双方向各2車線路を目標としている。

 ただし、トゥール大臣は、「この計画が予算をオーバーすることは確実で、連邦政府に費用の一部負担を求めるつもりだ」と語っている。

 改善工事計画の認可が出れば工事期間は約4年間と見込まれている。
■ソース
State reveals tunnel options for highway to bypass Blue Mountains town

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