「州首相には不動産売買で相談したことがある」

マガイア元腐敗汚職議員がICACで自供証言

 NSW州腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)は、元ワガワガ選出議員で腐敗汚職を暴かれて議員辞職したダリル・マガイア氏の腐敗汚職行為を調査しているが、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相が5年間にわたり、マガイア氏と男女関係があったと認めたことから、問題はマガイア氏個人の犯罪行為だけでなく、ベレジクリアン州首相がマガイア氏の違法行為をどこまで知っていたかに焦点が当てられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ベレジクリアン州首相は、マガイア氏の違法行為をまったく知らなかったと主張しており、10月15日のNSW州議会でも州首相を追及する野党労働党のジョディ・マッケイ党首の厳しい追及に対して、州首相が、「まったくの偽りだ。自信があるなら議会外で言ってみなさい」と挑戦する光景もあった。議会での発言は名誉毀損で訴えることはできないが、議会外での同じ発言が名誉毀損の対象になる。

 一方、同日のICACの審理で、マガイア氏は、「男女関係のあった2017年に不動産の取引に関してベレジクリアン州首相に相談を持ちかけたことがあり、また、自分の巨額の負債についても相談した」と証言している。

 また、マガイア氏は、議員時代に、不動産開発業者のジョセフ・アルハ氏に利益を図る「ひょっこり訪ねてきた」芝居を打ったり、計画大臣に手紙を書くよう勧めたりもしている。

 また、5年の間、マガイア氏にとってベレジクリアン州首相は自分のビジネスの内容について的確な助言を受けられる数少ない友人の一人であったため、ビジネスの取引については常に大まかなことを離していたと証言している。

 また、証言内容がマガイア氏とベレジクリアン州首相との個人的な関係の問題に関わってくるためICACの審理は非公開になっている。

 「ひょっこり訪ねてきた」芝居は、2017年にアルハ氏をベレジクリアン州首相に引き合わせるために作られたもので、州首相とマガイア氏の間で秘密の男女関係が進んでいた2017年に州首相の執務室でアルハ氏を、州首相、アンソニー・ロバーツ計画相の2人に引き合わせる計画になっていたが結局はごく短時間でマガイア氏とアルハ氏は執務室を退去している。
■ソース
Daryl Maguire tells ICAC he discussed property deals with NSW Premier Gladys Berejiklian

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