NZからの旅行者、VIC、WA両州の州境閉鎖突破

連邦政府は「規則守る責任はNZ旅行者にあり」

 10月18日付ABC放送(電子版)は、「VIC、WA両州は、ニュージーランド(NZ)との『トランス・タスマン・バブル』協定を結んでいないにもかかわらず、規則の隙間を突いてシドニー経由で両州に無規制で入ることができた」と報道している。

 10月16日のNZからの第一便でシドニー空港に到着したNZ人旅客のうち17人が国際線から国内線に乗り換えてメルボルンの空港に移動したが、パスポート提示と入国カード提出はシドニー国際空港で済ませているため、メルボルン空港の国内線では17人をオーストラリア国民と区別することができず、他の海外からの渡航者のような14日間のホテル隔離を命じることができなかった。

 ダニエル・アンドルーズVIC州首相が連邦政府に抗議したのに対して、アラン・タッジ移民相代理は、「カードは17日正午までにVIC州政府に手渡した。NZはコロナウイルス安全国であり、問題はない。アンドルーVIC州政府はさっさと規制を緩和すべきだ」と反論し、さらに、「規則に従って行動する責任はNZ旅行者にある」と、連邦政府の責任をすべて回避している。

 10月18日には、VIC州の保健社会福祉省(DHHS)は、「NZからの旅行者通算55人がVIC州に到着することになっており、その全員にVIC州のコロナウイルス規制について説明してきた。NZからの旅行者はその一部は家族グループで、一般民家に滞在している。また、VIC州に来る予定だったNZ人3人はそのままNSW州に留まっており、VIC州に入った1人がその後NSW州に戻っている。55人のうち21人はメルボルン空港に到着したが、残りは他の交通手段でVIC州入りする予定だ」と発表している。

 WA州では、NZからの旅行者23人が到着しており、17日夜にパース空港に到着後、ホテルまたは民家で自己隔離に入っている」と発表している。

 マーク・マクガワンWA州首相は、「当州は州境閉鎖しているため、全員に自己隔離を命じたが、連邦政府はもっと協力的にならなければならない。特に航空交通でWA州に入る者に向けて州のコロナウイルス規制を説明し、対処するためには連邦政府の協力が重要だ」と語っている。
 タッジ移民相代理の発言は、連邦政府と両州政府との対立を浮き彫りにしている。
■ソース
New Zealand travellers show up in Victoria and WA despite not being in coronavirus trans-Tasman travel bubble

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