シドニー犯罪界の住人、刑務所から移され、追放準備

WA州の入管収容施設でチャーター便待ち

 シドニー犯罪界の住人、サム・イブラヒムは、ファディ、マイケル、ジョンらキングスクロス歓楽街のボスや犯罪界で名前を知られるイブラヒム兄弟の1人で、「望ましくない外国人」として、生まれ故郷レバノンへの国外追放が決まり、シドニー南東部のロング・ベイ刑務所からWA州の入管収容所に移された。この後、レバノンへのチャーター機を待つことになる。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 イブラヒムは元ノーマッズ・バイキー・ギャングのパラマッタ支部長で、オーストラリアではバイキー・ギャングはすべて非合法化されている。

 先月には仮釈放が認められたが、受刑中にオーストラリアの永住ビザが取り消されており、レバノンへの追放が確実になった。

 イブラヒムは2014年に違法な銃砲入手と提供の謀議で逮捕起訴され、有罪を言い渡されて服役していた。2015年にピーター・ダットン内務相が、「望ましくない外国人」として、ビザを取り消していた。2018年には2014年の裁判で9年の懲役刑を言い渡されていた。

 10月29日朝、NSW州警察精鋭捜査官で組織される犯罪組織摘発班「Strike Force Raptor」の捜査官がロング・ベイに出向き、イブラヒムを受け取ってシドニー空港からWA州に飛んだ。

 WA州ではイブラヒムの身柄はオーストラリア国境警備部に移され、入管収容所に収容された。

 NSW州警察のスチュアート・スミス副長官は、「今回の措置は犯罪組織のメンバーに、社会に危害を及ぼす行為は断じて容赦しないという見せしめとなるものだ」と語っている。

 さらに、「本日、長年にわたって犯罪行為に関わり、社会的な被害を一顧だにしなかった犯罪者にはNSW州の土を二度と踏ませないことを誓って追放した。NSW州民はこれで少しは安心できるようになる」と語っている。

 また、国境警備部広報担当官は、「国境警備部は、オーストラリア社会を犯罪行為に手を染める外国人から守る責任を重く受け止めている」と発表した。

 イブラヒム(51)はレバノンに生まれ、4歳で家族に伴われてオーストラリアに移民、現在はオーストラリア国籍の女性と結婚し、子供もいる。また、これまで一度もオーストラリア国外に出たことはない。
■ソース
‘Never to return to Sydney’: Sam Ibrahim flown to WA as deportation looms

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