鉱山富豪のWA州境閉鎖訴訟、連邦高裁で敗訴

州境閉鎖は州政府の専管事項との判断

 QLD州の鉱山富豪、クライブ・パーマー氏が、「州境閉鎖は憲法違反」として、WA州政府を相手取り、連邦高裁に起こしていた訴訟の判決が11月6日に出た。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 訴訟は、WA州のEmergency Management Actと、州政府の州境閉鎖指令は連邦憲法第92条違反とするもので、スーザン・キーフェル主席判事は、「同Actは連邦憲法合憲であり、また州政府指令も違憲問題にはあたらない」と判断を下した。

 この高裁判決を受けて、WA州のジョン・クィグリー法務長官は、「判決を聞いてほっとしている。政府はこのActや指令を試しにやっているわけではない。法律をよく知った上でやっていることだ」と語った。

 敗訴したパーマー氏は全裁判費用の負担も命じられている。

 今日の連邦高裁の判決は、パンデミックの期間中の州政府の州境閉鎖決定は合憲であり、州政府の専管事項と認めたことになる。

 オーストラリア国立大学(ANU)法学部のアメリア・シンプソン准教授は、「この判決で、州や準州は州境規制の合憲性について心配しなくて良くなった。州、準州の立場はむしろ強化されたといっていい。州政府の州境規制が完全に妥当性を欠いているということを証明する挙証責任が今回のパーマー氏のように州政府の行為を違憲として訴える側にあるとされた」と評価している。

 パーマー氏は、2020年5月、ビジネスと政治関係のミーティングに出席するため、WA州に入ろうとした。パーマー氏は、WA州ピルバラのケープ・プレストンにSino Ironプロジェクトに関わるプロジェクトでリース権を保有しており、また、2021年のWA州議会選挙にパーマー氏の統一オーストラリア党から立候補する計画を建てており、マシアス・コーマン氏らを含めた政治家とも話し合う予定があったとされている。

 しかし、その1か月前から宗教が閉鎖されており、パーマー氏は、WA州警察長官に州入域を拒否されていた。
■ソース
Clive Palmer has lost his WA border battle. What does it mean for state and territory boundaries?

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