モリソン豪首相、海外から「男尊女卑」の非難殺到

豪政界の性差別問題で女性同僚議員発言遮る

 連邦議会自由党女性議員が、「豪政界内部の性差別問題」について質問を受けていたところにスコット・モリソン連邦首相が同僚議員の発言を遮って自説を述べた。その場面がBBCで広められたことからモリソン豪首相に対して「男尊女卑」の非難が殺到している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 バーナビー・ジョイス元保守連合政権副首相兼国民党党首が女性職員との男女関係を暴かれ、副首相と党首の座を降りたことがある。11月10日には自由党政権内のクリスチャン・ポーター法務長官とアラン・タッジ教育相がやはり女性職員と男女関係にあったと報道された。ポーター長官は事実関係を否定しているが、タッジ大臣に対しては相手の女性職員が大臣に対する訴えを起こしている。

 11月9日、キャンベラ政界の男尊女卑の風土についての記者会見でモリソン首相と距離を置いて並んでいたアン・ラストン家族社会福祉担当相に、ジャーナリストのフィル・クーリー氏から、「議員に対する’bonk ban’(セックス禁止。議会職員らとの男女関係禁止)が出てから、議員の女性に対する態度は改善されたか、変わりがないか?」との質問があった。

 ラストン大臣が、「私として言えることは…」とまで答えたところにモリソン首相が割って入り、メディアが「bonk ban」という言葉を使うことに長々と抗議した。

 クーリー氏は重ねて、議員の女性に対する態度を質問している。

 このできごとをBBCが見逃さず、ペニー・ウォン労働党上院議員の反応を引用し、「豪首相、女性大臣の発言遮り、批判受ける」との見出しで報道した。

 元メルボルン市内の選挙区選出自由党議員と大臣を務めたこともあるが、自由党内の男尊女卑の風土を批判して脱党し、無所属で出馬したことのあるジュリア・バンクス氏は、「男性に味方し、女性の発言を遮る首相が国際ニュースの見出しになる。まるでトランプのような行為」とツイートしている。

 この出来事はニューヨーク・タイムズ、ハフィントン・ポストUKも報道した。

 ノース・シドニー出身のザリ・ステガル無所属下院議員もこのできごとを、「モリソン首相はまったく分かっていない」と評している。

 一方、ABCラジオ放送の番組で、ラストン家族社会福祉相は、「モリソン首相の割り込みはまったく適切だったと思う。事態はジャーナリストの軽い調子は不適切なほど深刻な問題だ」と首相を擁護し、同僚議員の態度もまったく問題はないと語っている。

 バンクス氏が自由党内の性差別の風土を批判した時も、自由党内には性差別はないと断言した女性議員がいた。
■ソース
Scott Morrison cops backlash after interrupting Anne Ruston when she was asked about being a woman in Parliament

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