戦犯容疑SAS隊員予備調査報告書政府に提出

精鋭部隊員訴追に向けて特別捜査官任命

 アフガニスタンに駐留していたオーストラリア軍の精鋭部隊隊員が作戦中に非戦闘員村民を射殺したという戦争犯罪容疑は容疑者の元同僚隊員らから訴えが出されていた。

 連邦政府は訴えに基づいて予備調査をさせていたが、11月12日に予備調査報告書が連邦政府に提出され、スコット・モリソン連邦首相が、「非常に厳しい問題だ」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 今後はこの特別捜査官が予備調査報告書に挙げられた証言や証拠に基づいて捜査を始めることになる。また、報告書に盛り込まれた勧告条項が適切に盛り込まれるよう監視委員会も設立される。

 モリソン首相は、「報告書にはかなりの数の容疑事件が記載されており、捜査は複雑なものになる。豪国防軍兵士に対する期待や基準が満たされなかったところでは包み隠しのない残酷な真実にも直面しなければならない」と語っている。

 さらに、「新設される特別捜査官局が報告書を基にして捜査し、起訴の必要があれば容疑事実を連邦検事総長に送致することになる」と語っている。

 豪軍兵士がアフガニスタンで交戦法に反する戦争犯罪行為を行っているという訴えは早くから出されており、豪国防軍監察総監(IGADF)が2016年から捜査していた。さらにABC放送が2017年に放送した「Afghan Files」では、豪軍精鋭部隊のSAS部隊員が非武装のアフガニスタン国民の男性や子供を殺害しているという元豪軍兵士の訴えが取り上げられている。

 モリソン首相は、豪軍SASや第2奇襲連隊の隊員の間の風土を改めるための監視委員会も設立されると発表している。

 さらに、「NSW州のポール・ブレレトン判事が編成した監査総監報告書は必要があるところは抹消した上で公開する。この報告書の内容は、オーストラリア国民にとっても、国防軍将兵にとっても厳しい問題だ。しかし、また、この報告書に記載されている違法行為をもって制服組すべての者を一律に戦争犯罪人と考えてはならない」と強調している。

 リンダ・レイノルズ国防大臣は、「助けを必要とする者は誰でも国防軍支援制度に求めることができる」と語っている。
■ソース
Special investigator appointed to prosecute Australian soldiers accused of Afghanistan war crimes

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