クラスター拡大で州境閉鎖逆戻り

州境開放直後の各州・準州・連邦に動揺広がる

 長らく新陽性者ゼロを続け、VIC、NSW両州に対して州境を閉鎖していたSA州で突然クラスターが発生、17人が陽性と判定されている。一方、VIC、NSW両州は新陽性者ゼロ、死者ゼロ、市中感染ゼロの記録を延長し続けている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 このSA州の異変に、州境開放を開始したばかりのQLD、TAS両州とNTが、これまで州境閉鎖を続けてきたWA州と同じく、SA州に対する州境を閉鎖した。

 この動きに対して、スコット・モリソン連邦首相は、「州境閉鎖は臨時措置として、これまでの約束通り、クリスマス前には州境閉鎖を解除してもらいたい」と要求している。

 NSW、VIC両州はSA州のクラスターに対して州境閉鎖をしない方針だが、両州の州首相がSA州のクラスター拡大を懸念する発言をしている。

 このクラスターの拡大で11月16日朝にはTAS州とNTがSA州をホットスポットと宣言し、SA州からの入域者に対して2週間の自己隔離を義務づけている。

 11月15日午後、アデレード発のフライトがパース空港に到着したが、マーク・マクガワンWA州首相はSA州に対して州境閉鎖を宣言しているため、乗客はそのままSA州に戻るか、14日間のホテル隔離に入るかの選択を求められた。

 また、11月16日にはアナスタシア・パラシェイQLD州首相が、「午後11時59分以後アデレード市と周辺地区をホット・スポットに指定し、このホット・スポットからQLD州に入域する者はすべて2週間のホテル隔離を義務づけられる」と発表した。さらに、11月9日以後16日までにQLD州に入った者も11月23日まで自己隔離するよう指示が出ている。

 TAS州のピーター・ガトウェイン州首相は、「11月9日以降にSA州からTAS州に入った者はすべて自宅またはホテルで2週間の自己隔離をするよう」呼びかけている。

 NT自治政権のマイケル・ガナー主席大臣は、「11月30日をもってメルボルン都市圏のホットスポット宣言を解除するが、SA州からNTに入る者はすべて自己隔離が義務づけられる。この規制は直ちに発効する」と発表している。

 ダニエル・アンドルーズVIC州首相は、SA州をホット・スポットと宣言したが、SA州との州境を閉鎖する考えはない。また、SA州からの旅行者は身体症状を質問し、体温を計るなどの措置を取ると発表している。また、SA州のアウトブレークがSA州のホテル隔離制度で契約している民間警備会社の社員の可能性を挙げている。

 グレッグ・ハント連邦保健相は、SA州のアウトブレークに関して他の州が州境閉鎖に入らないよう求めているが、既にいくつかの州が州境閉鎖を決めている。
■ソース
‘We will do whatever it takes’: Borders close after SA’s cluster grows to 17

 幌北学園 blancpa novel-coronavirus nichigowine  kidsphoto

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