この夏のシドニー地域は洪水の危険上昇

気象庁、緊急救援局が警報

 気象庁(BoM)と緊急救援局(SES)は、この夏、シドニー地域は洪水発生の危険が上昇すると警報を出している。

 ABC放送(電子版)が伝えている。

 2019年末から2020年初めにかけての昨夏、エル・ニーニョの影響下にあったオーストラリア大陸東部は各地で猛烈なブッシュファイアと旱魃に見舞われた。

 しかし、熱帯太平洋はラ・ニーニャに交替しており、オーストラリア大陸東部の今夏は暴風雨と洪水の季節になるおそれがある。

 シドニー都市圏では、ネピアン、ホークスベリー、ジョージズの3河川流域の地区で洪水多発のおそれがあり、地域住民には洪水時の避難計画や持ち出し家財計画などを用意し、洪水警報が出れば直ちに行動できるよう呼びかけが出ている。

 大陸東部の水源地になっているダムはいずれも水位が満水時の90%を越えており、大雨に備えて放流したり、大雨のさなかにも放流しなければならなくなる事態も考えられる。

 2020年は2月以来降水量が増えており、BoMのアガタ・イミエルスカ予報官は、「大シドニー地域のダムは満水の95%強になっており、ワラガンバ・ダムの場合には97%を越えている。この地域で大雨になれば土地が吸収できる雨水の量は限られており、余った水は洪水になる」と述べている。

 ラ・ニーニャになるとオーストラリア大陸北部の海水は対流により温められる。そのため、空気中の水蒸気が増え、降水量が大きくなる他夜間気温も上昇する。

 予報官は、「今後3か月の気象条件を予想すると、オーストラリアの大部分で例年平均を上回る降水量が考えらる。オーストラリアは旱魃と洪水の大陸と言える。この夏はブッシュファイアや旱魃よりも洪水の危険の方が高くなる」と語っている。

 NSW州SESのカーリーン・ヨーク長官とSES組織はすでにこの夏の洪水に備えた体制を整えており、豪雨の際には直ちに市民救援態勢に入ることができる。

 また、住民は自治体カウンシルの「洪水避難計画」を入手し、洪水が起きやすい地区、避難経路、救援センターをよく調べておくよう呼びかけが出ている。また、持ち出し家財として、重要書類、携帯ラジオ、救急キット、懐中電灯、ろうそく、防水マッチなどを用意しておくこと。また、風に飛ばされたり、水に流される可能性のある物品は固定しておくこと。雨樋は掃除しておくこと。さらに住宅周辺の立木にも注意することなどがある。さらには緊急事態になる前に余裕を持って避難経路に沿って救援センターに移動すること。
■ソース
Sydney faces heightened flood risk over summer, BOM and emergency services warn

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