NSW州、生徒の筆記力2年連続で低下

州教育省、その間事態を放置

 NSW州の学校生徒の筆記力が徐々に低下しており、2年前には筆記力の教え方に重大な欠陥があるとの報告が出ていながら、州教育省が是正措置を実施せず、2年間放置していたと報道されている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 2018年に提出されたNSW州教育基準委員会(NESA)の報告書で、教師が筆記力を教える自信のないことが明らかにされていた。しかも、教師の多くは筆記力教育の訓練を受けておらず、そのため、基礎的な筆記力を身につけることなく卒業する生徒も多かった。

 NSW州議会を通して野党労働党が入手した教育相ブリーフィング書類は、NESAの筆記力調査報告書が提出された当時、委員会はその報告書の勧告案を支持することに熱心だった。

 NESAは、当時のロブ・ストークス教育相に、2019年から2020年にかけての2年間に教師の再訓練と筆記力教育資料充実を実施し、2021年から学校での筆記力教育を重点にすることを提案した。

 NESAは、2018年9月に報告書を公開することを提言し、プレス・リリースの草稿さえ作成していたが、大臣はその提言を容れなかった。

 2019年3月選挙後、教育相はストークス氏からセーラ・ミッチェル議員に代わり、ミッチェル教育相は2019年6月にブリーフィングを受けている。ところが、その報告書も、2020年9月にSMH紙が報道の自由法に基づいて入手するまで一般社会に公開されることはなかった。

 最初のNESAの調査当初に顧問格を務めた筆記力教育ではオーストラリア有数の権威であるピーター・ナップ氏は、「NSW州教育相の行動が遅れたことで州の児童生徒は貴重な歳月を無駄に過ごしたことになる。2016年、8年間のNAPLAN試験と8年間の筆記力低下の後、筆記力教育がまずいという事実を是正するために何らかの努力が払われたにもかかわらず、事態の緊急性は退けられ、一部の関係者が筆記力評価を批判することで終わってしまった。しかし、生徒の4分の1が十分な筆記力を習得しないまま卒業していった事態の緊急性はどんなに強調してもしすぎると言うことはない」と述べている。

 ミッチェル大臣の広報担当者は、「報告書の勧告案は新しい州立学校のカリキュラムに盛り込まれている」と語っている。
■ソース
No action on declining writing standards in NSW schools for two years

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