NSW州に続いて、州境をほぼ全面的に正常化
11月24日、QLD州政府は、「12月1日より、VIC州民とシドニー都市圏住民のみを対象にしていたQLD州境閉鎖をシドニー都市圏住民に対しては解除する」と発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
これで、NSW州全域の州民は14日間のホテル隔離なしにQLD州に旅行することが可能になった。
アナスタシア・パラシェイQLD州首相は、ジャネット・ヤングQLD州主席医務官と協議した上でこの決定を下したとしており、残るVIC州民に対する州境閉鎖に関しては11月25日に新しい経過を発表するとしている。
また、この決定までにはNSW州で感染源不明のコロナウイルスの市中感染が28日間ゼロを記録したことがある。
VIC州も間もなく28日間感染源不明の市中感染ゼロを記録することが予想されている。
シドニー首都圏の一部の自治体地域住民は7月中旬からQLD州入域を規制されており、8月1日からはシドニー都市圏ほぼ全域が入域規制の対象になり、シドニー空港からブリスベン空港に入り、14日間のホテル隔離を条件にのみQLD州への入域が許された。
また、VIC州に対してはメルボルン都市圏など一部の地域を対象に、また、7月初旬からはVIC州全域を対象に州境を閉鎖していた。
24日、パラシェイQLD州首相は、「ヤング主席医務官は、NSW州主席医務官とかなり意見交換をしている。ヤング主席医務官は、シドニー都市圏が感染源不明市中感染の28日間ゼロを記録したことで州境開放しても大丈夫だと判断した」と発表している。
さらに、「ダニエル・アンドルーズVIC州首相には、11月25日にVIC州が感染源不明市中感染の28日間ゼロ記録を達成すれば12月1日からVIC州全域に対する州境閉鎖を解除すると伝えた」と述べている。
■ソース
Queensland to allow visitors from Sydney from December 1 as coronavirus border closures relaxed again