内陸の熱せられた空気が東進
今週末、シドニー都市圏は内陸からの熱波が押し寄せてくると予報されている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
オーストラリア東南内陸部は今夏初の熱波でかなりの高温になることが予想されており、11月例年平均をところによっては15度上回ることもあり得る。
気象庁(BoM)のガブリエル・ウッドハウス予報官は、「レッド・センタート呼ばれる赤土の内陸部であぶられた空気による熱波で気温は11月26日から激しく上昇する。毎年この時期には熱波がやって来るが、通常はやや暖かいという程度だが、ところによって最低気温、最高気温ともに11月の長期平均を12度から15度程度上回る見込み」と予報している。
シドニーの場合、27日にはシドニー都市圏西部で摂氏30度になり、28、29日には40度台に入る。シドニー都心部では28、29日はそれぞれ33度、36度に達する見込み。火災危険警報は、27日は北西部で「very high」になり、州南部のリベリナ地域北部と南部で「severe」火災危険が予想される。
ウッドハウス予報官は、「熱波の本体は、11月30日にはNSW州北東部に向かって移動する」と発表している。
また、この熱波も大陸南東部では高い湿度になり、同時に深夜になっても気温が高止まりすることが予想されることから、かなり寝苦しい夜になると見られる。
■ソース
Sydney temperatures set to soar over weekend as NSW heatwave forecast