オーストラリアの業者、中国輸出を見合わせ始める

豪中貿易関係険悪化で輸出後の輸入禁止おそれ

 11月25日、豪中関係、特に貿易部門で緊張関係が悪化しており、いくつもの農業産物の中国への輸出が中国政府の命令で中国港内に入ったところで税関の「輸入禁止措置」を受ける例が増えているため、輸出業者の中には中国輸出を見合わせ始めるところも現れている。

 最近ではオーストラリアの輸出業者、アンドルー・ファーガソン氏の会社が中国に3回に分けて輸出した伊勢エビが中国税関の検査の遅れのためにすべて死滅している。この事件については、中国側は、「いくつかの伊勢エビの荷で高濃度のカドミウムが検出されたため検査を厳しくした」と発表している。

 これに対して、ファーガソン氏は、「オーストラリアと中国の政府間の政治的対立のとばっちりを受けたのではないか。検査に合格するまでに時間がかかりすぎて伊勢エビが死滅してしまった。このコストはとんでもない額だ。これ以上中国に輸出するのはリスクが大きすぎる。しかも、社員のことも考えなければならない。商売で立ち直ることができればなんとか社員をつなぎ止めることもできるだろう」と語っている。

 また、中国の輸入業者からも、オーストラリア国内のワイン、砂糖、棉花、銅、石炭の輸出業者に対して、いずれの産品も中国の税関を通らなくなったとの連絡が入っている。

 11月23日には、スコット・モリソン連邦首相が、「我が国は外交問題で引き下がるつもりはない。アメリカと中国の国際的な競争は新しい問題を引き起こしている。インド太平洋地域のどの国でも同じことだが、オーストラリアもアメリカか中国かという選択肢を迫られることは望んでいない」と語っている。

 また、中国の経済的・社会的成長を称賛し、「中国ほど大勢の国民を貧困から引き上げた国はない」と語った。これに対して、24日には中国政府外交部報道局の趙立堅副局長が発言し、「モリソン豪首相が中国の業績を認める発言を行った。中豪関係においてオーストラリアが中立客観的かつ思慮のある選択で、オーストラリアの国益を守るよう期待している」と発表している。
■ソース
Australian businesses stop exporting to China due to risk as trade tensions hit home

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