感染女性のウイルスはアメリカ産と判明
12月4日、NSW州政府のブラッド・ハザード保健相は、「シドニー市内の隔離ホテルに勤務していたコロナウイルス感染女性の感染源はホテル隔離していた米人航空会社乗務員の可能性が高い」と発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ハザード保健相は、「患者から採取したコロナウイルスのゲノム解析の結果、女性の感染したウイルスはアメリカから渡ってきたものと判断され、おそらくは女性が働いていたホテルで隔離していた米人航空会社乗務員から感染したものと思われる。女性が市中感染したものではないことが確認されてほっとしている」と語っている。
女性の感染発見により、NSW州の感染者ゼロ記録が26日で終わったが、女性が市中感染したものではなく、隔離ホテルで感染したものと判定された。
さらにハザード保健相は、「ノボテルで自己隔離する航空乗務員がいた。ノボテルで働いていた女性が何らかの形でその航空乗務員からウィルス感染したものと思われる」と語っている。
QLD州がNSW州全域に対してこれまでの州境閉鎖を解除したばかりだが、このわずかな期間に陽性者1人が出たことについてアナスタシア・パラシェイQLD州首相は、「NSW州に対して州境を再度閉鎖する考えはない。よほど大きなクラスターが発生しない限り、そのような措置を斎下することはない」と語っている。
オーストラリア人航空乗務員は自宅で自己隔離することが認められているが外国人乗務員は警察の警備するホテルで14日間の自己隔離をしなければならない。
ハザード保健相は、「国k細線旅客ばかりか、我が国には大量の貨物航空機が到着し、大勢の乗務員も心配しなければならなくなる」と語っている。
■ソース
Brad Hazzard says hotel worker COVID-19 case likely originated from United States airline crew