クリスマス、年末年始に向けて大幅な緩和
12月6日、ダニエル・アンドルーズVIC州首相が、クリスマス、年末年始のお祭りシーズンに向けて、コロナウイルス社会規制を大幅に緩和する予定になっている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この規制緩和は今年最後の変更になるものと見込まれており、VIC州ではすでに3週間以上も新陽性者が発生していないことも加えてかなり大幅な緩和になることが予想される。
現在、家族以外の者が集まる屋内や公共交通機関ではマスクを着用しなければならず、また、屋外でも1.5mの社会的距離を保てない場合を予想してマスクを携帯しなければならないが、既にブレット・サットン主席医務官が、マスク着用規則を変更する考えを明らかにしており、着用義務が緩和されると予想される。
ただし、「公共交通機関やスーパーマーケットのように混雑が予想される公共空間ではマスク着用義務は続くがそれ以外の所では義務が緩和される。しかし、マスク携帯は習慣として続けることが望ましい」と語っている。
野党自由党のデビッド・サウスウィック党首は、「観光客をVIC州に呼びたいなら、マスク着用義務を変更しなければならない。他の州ではマスク着用義務がないのに、旅行者がVIC州に入ったとたんにマスク着用を義務づけるということは考えられない」と語っている。
ホスピタリティ業界は小規模な施設は1人あたり2平米の面積を確保した上で上限50人、大きな施設では同じく150人を上限とするように緩和される。
疫学者のキャサリン・ベネット教授は、「VIC州の正常化への道程としては、施設内の客数上限を設けることよりも1人あたりの面積確保を重視すべきだ」と語っている。
■ソース
Victoria’s coronavirus restrictions are changing for the holidays ? here’s what to expect