連邦警察と法務長官、裁判費用でに60万ドル

捜索受けたニューズ・コープ・ジャーナリストの訴訟

 連邦警察(AFP)が、ニューズ・コープ・ジャーナリストのアニカ・スメットハースト氏の報道に違法行為のおそれがあったとして、2019年6月に同氏宅を家宅捜索した事件で、捜索を受けたスメットハースト氏がAFPと連邦政府を相手取って連邦高裁に起こした訴訟で、AFPとクリスチャン・ポーター法務長官が外部の弁護団の費用として60万ドル以上の国費を使っていたことが報道されている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 スメットハースト氏は、保守連合連邦政権が国内情報機関の活動範囲と権限を拡大する秘密提案を抱えていることを報道し、政府機密暴露事件としてAFPが捜査を始めたもの。

 AFPは外部の弁護士経費として$401,250を使い、ポーター長官は$207,870を使って、将来的に刑事訴追の証拠になる資料の破棄を防ごうとしたとされている。

 上院予算委員会のレックス・パトリック無所属上院議員の質問に対して明らかにされた経費で、他にも政府部内の経費もかなりの額になっていると思われるが、そちらは公開されなかった。

 スメットハースト氏はその後ニューズ・コープを退社し、2021年にメルボルンの元フェアファクス系紙、エージ紙の州政治編集長に就く予定になっているが、AFPと連邦政府に対して、捜索令状執行を違法として訴え、連邦高裁は、AFPの家宅捜索を法技術的な理由で違法性があったとして同氏を支持する判決を下した。

 判決では、AFPに、ニューズ・コープ社とスメットハースト氏の裁判費用を負担するよう命じており、その額は今回明らかにされた額に匹敵すると見られている。

 パトリック上院議員は、「AFPの同氏捜査は初めから問題があった。家宅捜索もするべきではなかったし、裁判になるべきでもなかったことだ。政府がジャーナリストを脅し、メディアの報道を抑圧するために公的資源と50万ドルを超える血税が浪費された。これだけの血税を浪費して喜ぶのは報道の自由に反対し、メディアの政府監視を快く思わない者達だけだ」と発言している。

 スメットハースト氏宅の家宅捜索翌日にはAFPがシドニーのABC放送本部を家宅捜索している。こちらは豪軍兵士がアフガニスタンで戦争犯罪行為をした容疑を追究した報道に対するもので、ABC放送も訴訟を起こしていたが、連邦裁は、「家宅捜索には違法性はなかった」との判断を下している。
■ソース
AFP, Porter spent more than $600,000 on external lawyers fighting Smethurst

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