シドニー・インナーウェストのカラン・パーク整備計画

旧病院複合施設、廃墟化歯止めで再利用に

 インナーウェストのバルメイン・ロードとアイアン・コーブに挟まれた広大な敷地に緑地と古い砂岩造りの建物が点在し、海岸に接してスポーツ・グラウンドが広がっている。歴史のあるカラン・パークと呼ばれる一角である。この区画の建物の多くは使われないまま放置されてきたため廃墟化している。かつては住宅開発の案も出たが地域住民の反対で廃案になってきた。

 1月19日、NSW州政府が1,400万ドルの予算を計上し、このカラン・パークを公園として整備する案を発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 政府の計画では、廃墟化の進んだ建物は解体し、ピクニック・スポット、造園、障害者にも利用できるアメニティなどを建設する。また、海岸部の駐車場は他の区画に移し、海岸線に沿って遊歩道を建設、シドニーの海岸に沿ったベイ・ランの途切れていた部分をつなげることが計画されている。

 NSW州の歴代政府は長年にわたってシドニー・ハーバーの海岸線を市民が散策できる公共の公園や遊歩道で結ぶ計画を維持してきた。

 現保守連合政権のロブ・ストークス計画・公共空間担当大臣は、「シドニーの海岸線を公園や遊歩道で結ぶ計画の第一歩だ。これが完成すれば、サイクリストや散歩の歩行者はもう駐車場を探して走り回る車を避ける必要がなくなる」と語っている。

 カラン・パークは、19世紀に建てられた精神病院や回復期患者の病棟で始まっており、61ヘクタールの公園内には130を超える建物が建っている。そのうち、建物は24棟、付属構造物は10棟撤去する計画になっている。

 ストークス大臣は、「旧精神病院はオーストラリアの優れた歴史遺産建築が残されており、そういった建築物を修復し、公開することが重要だ。しかし、構内には歴史的価値のない建物もあり、環境を損ない、公園と湾を隔てている。カラン・パークの整備計画はこれで終わりはしないが、今後何十年にもわたって最大のカラン・パーク整備投資になることは確かだ」と語っている。
■ソース
Sydney’s ‘secret garden’ revamp to complete missing link in Bay Run

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