連邦自由党保守議員重鎮公認選で新人に敗北

政権幹部の支持のみで地元自由党員の支持失い

 VIC州メルボルン市の北東メンジーズ選挙区を地盤としている自由党保守議員のケビン・アンドルーズ議員が次期選挙に向けての公認選で新人のキース・ウォラハン氏に敗れるという事態が起きた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 自由党保守派議員は、シドニー・ノースショア、ワリンガー選挙区選出だったトニー・アボット元首相が2019年の選挙で地元自由党支持者の支持を失い、選挙で無所属新人のザリ・ステガル氏に敗れるという事態になった。また、シドニー・ノーショアでは2007年にもジョン・ハワード元首相が首相現役のままマキシン・マキュー労働党候補に敗れている。また、現在は、シドニー南部ヒューズ選挙区のクレーグ・ケリー自由党議員も連邦政権幹部の支持はあっても地元自由党支持者の支持を失っていると報道されている。

 アンドルーズ議員は、連邦政権のジョシュ・フライデンバーグ、ピーター・ダットン、グレッグ・ハントら自由党右派議員、ジョン・ハワード、トニー・アボット氏ら元自由党首相ら右派の支持も得ているが、地元自由党員の投票で敗北している。現役自由党議員が党員による選挙で敗北するのは過去20年にはなかったこと。

 ウォラハン氏は、「この投票はアンドルーズ氏の業績に対する投票ではない。党の未来への投票だ」と語っており、公認選で現役が敗れることはまずないだけに、今回も接戦ながら現役のアンドルーズ議員が勝つと予想されていた。しかし、111票対181票という大差で現役が敗北することになり、連邦自由党幹部が草の根党員の意思を完全に読み違えていたことになる。

 ウォラハン氏は2016年の公認選にも立候補するつもりだったが、その年の公認は自由党議員の選挙区すべてを党中央の幹部委員会が決めたため、アンドルーズ議員が公認されている。

 選挙区自由党員の選挙で公認が選ばれる今回の事態で、今後、最盛期を過ぎながら議員に居座る古参議員に対して若手が挑戦することも増えるのではないかとみられている。また、VIC州では1999年以来自由党は州議会選で一度しか勝利しておらず、自由党は新人を迎えての党の新陳代謝に鈍いという認識がある。

 ウォラハン氏はオーストラリア国防軍大尉としてアフガニスタンにも3度従軍しており、帰国後、法学を学んで弁護士になっている。
■ソース
Victorian Liberal MP Kevin Andrews loses preselection for seat of Menzies

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