ベレジクリアン州政権、ブッシュファイア救済基金疑惑

保守連合議員選挙区に偏る交付金で利益誘導も

 連邦選挙前のスポーツ助成金が保守連合議員地盤に大きく偏って交付されていた事件、バッジェリーズ・クリーク空港関係開発土地買収で時価の10倍の価格で買収していたなどの問題が起きているが、その度に沙汰止みになっている。

 今度はNSW州でブッシュファイア救済金がグラディス・ベレジクリアン保守連合政権与党議員の地盤に大きく偏って交付されていたことが明らかにされ、またもや利益誘導の疑いが持ち上がっている。

 NSW州政府の地方自治体交付金スキャンダルを調査している議会調査委員会は、1億7,700万ドルにのぼる州、連邦のブッシュファイア救済基金の大部分が保守連合議員の地盤選挙区に偏って交付されていた問題についても調査を進めることが決まった。

 NSW州議会調査委員長を務めるデビッド・シューブリッジ緑の党議員は、総額1億7,700万ドルのうち、労働党議員地盤選挙区に交付されたのはセスノックとリズモアの2選挙区の250万ドルのみだったという問題を不正利益誘導として調査するため、新規に意見書を募集することを発表した。

 ブッシュファイア救済基金は、緑の党、射撃遊漁農民党議員の地盤選挙区にはまったく交付されていなかった。

 2020年11月、連邦保守連合と州政府は、Bushfire Local Economic Recovery fund(ブッシュファイア地域経済復興資金)に基づき、71プロジェクトへの1億7,700万ドルの交付を迅速化したと発表していた。その中には、ナンブッカの360万ドルの防波堤建設、マクリー・バレー・スカイダイビング・アドベンチャー・パーク建設の1,100万ドル、スノウイー・バレー地域のチュマット・ミル改善事業の1,000万ドル、スノウイー・バレー自治体には移動労働者向けバトロウ・キャラバン・パーク・インフラストラクチャ建設の395万ドル、サイダー製造流通センター新設にも350万ドルが交付されている。

 しかし、ブルー・マウンテンなど、ブッシュファイアの被害を受けた選挙区の中にはこの資金についてまったく通知を受けていなかった自治体もある。

 そのため、ベレジクリアンNSW州政府に対して、ブッシュファイアの大きな被害を受けていた一部の地方自治体に資金交付プロジェクト公募第一ラウンドを隠していた疑惑が持ち上がっている。
■ソース
New allegations of pork barrelling over a $177 million bushfire relief fund

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