フェースブック、反ワクチン派のデマ・ページをブロックせず

ソーシャル・メディアの空白に乗じて虚報を振りまく

 調査でもかなりの人が商業メディアのニュースをブラウザーで検索せず、フェースブック経由で閲覧することが知られている。2月18日にフェースブックが商業メディアだけでなく政府のコロナウイルス専門ウエブサイトをブロックする一方で反ワクチン派のサイトをブロックしなかったため、隙に乗じて反ワクチン派が虚報を流し続けていると伝えられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 フェースブックがブロックしなかったのは自称ニュース・ウェブサイトなどで、虚報を振りまくことで知られているサイトも多いが、情報ブロックの隙をついて自由に「ワクチンの恐怖」物語をアップロードしている。

 公衆衛生専門家は、2月22日のコロナウイルス・ワクチン接種活動開始を前に、「ワクチンの恐怖」不安を煽る動きを懸念している。

 その一つが極右活動で知られたアビ・イェミニで、彼は過去にヘイト・スピーチでフェースブックから追い出されたことがある。また、メルボルンの反ロックダウン示威活動でも主導的役割を果たしている。

 イェミニは、18日のフェースブックのニュース・ページ・ブロック後も、「ワクチンを真っ先にビル・ゲーツでテストしろ」などと書いて、右翼のゲーツ陰謀論を展開したり、さらには、「どうしてこの投稿が通るんだ? ニュースやメディア投稿はすべてブロックしたのではないのか?」などと書いている。

 2万人のメンバーを抱える同フェースブックは反ワクチン虚報で知られており、今回も、「政府がオーストラリア国民に不安を煽るコロナウイルス・プロパガンダを振りまけなくなった」ことを祝うなどしている。

 QLD工科大学(QUT)は、「信頼性の低い内容の投稿は今回のフェースブックのメディア・ブロックの影響をまったく受けていない」と分析している。そのため、2月22日からコロナウイルス・ワクチン接種作業が展開される直前に正しい情報を伝えるメディアがフェースブックによってブロックされ、一方、反ワクチン・デマや反ワクチン心情を伝える内容が野放しで広まることに懸念が出ている。

 医療関係の誤報虚報を書きなぐっているクレイグ・ケリーやジョージ・クリステンセンら連邦議員のフェースブックもまったく無傷で閲覧できる状態になっており、QUTのデジタル・メディア・リサーチ・センターのダニエル・アンガス准教授は、「こういう虚報をばらまくサイトは『ニュース機関』を自称しているのにフェースブックはブロックしようとしていない。フェースブックは、連邦法案の『ニュース』の定義が曖昧だと主張しているが、そのくせ、ニュース機関と名乗っているサイトをブロックしようとしないのは偽善だ」と指摘している。

 QUTのデジタル・メディア・リサーチ・センターでは、「フェースブックが虚報サイトをブロックしなかったのは意図的かも知れない」と分析している。
■ソース
Facebook news ban sees anti-vaccine misinformation pages unaffected and posting in ‘information vacuum’

 幌北学園 blancpa novel-coronavirus nichigowine  kidsphoto

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