連邦議会を騒がせたケリー自由党議員が無所属に

2019年選挙前のモリソン首相への脅しを実行

 シドニー都市圏南部ヒューズ選挙区選出のクレイグ・ケリー自由党連邦下院議員はこれまでアメリカの極右団体のエセ科学や陰謀論を自分のソーシャル・メディアに掲載しており、野党労働党や医学界から問題視されていたが、遂に自由党を脱退したと発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ケリー無所属議員は2018年連邦議会選挙の自由党公認選で一旦は地元自由党支部の党員選挙で公認を外されたが、モリソン連邦首相に、「自分が自由党公認候補に選ばれなければ無所属議員になって自由党に対抗する」と脅したことが報道されていた。結局、モリソン氏は地元党員の意思を覆し、ケリー氏を自由党候補に据えていた。

 しかし、ケリー氏は先に行われた次期選挙公認選びで再び地元自由党支部から公認を外されていた。ケリー氏は個人の支持率で選挙に勝てたと主張しているが、自由党支部党員はこれまでに「ケリー発言は地元自由党員の意思を反映していない」とメディアに向けて発言している。

 ケリー氏は2月23日朝に脱党届を出したと発言しており、この実力行使の結果、保守連合政権は連邦議会下院でわずか1議席の多数派という瀬戸際まで追い詰められた。

 ケリー氏は、これまで気候変動問題などでアメリカのドナルド・トランプ前米大統領や極右派の気候変動懐疑論を主張するなどしていたが、コロナウイルス問題でもトランプ前米大統領の推薦する医薬の採用を要求するなどして、問題の医薬の採用を否定する連邦政府と異なる意見を並べていた。そのため、モリソン首相から厳重注意を受けていた。

 脱党を発表したケリー無所属議員は、「議場では無所属議員だが、2019年選挙までに発表された政策はすべて政府支持の票を投じる。その他の法案でも保守連合政権と一致した動きをする」と発表している。
■ソース
Controversial backbencher Craig Kelly quits Liberal Party to sit on the crossbench

 幌北学園 blancpa novel-coronavirus nichigowine  kidsphoto

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