NSW州首相、ワクチン接種プログラム説明を要求

連邦政府の小出しの情報の遅さにいらだち

 3月1日、NSW州はコロナウイルス感染者ゼロが43日を記録しており、そのことを背景に、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相は、「当州は、州民にコロナウイルス・ワクチンを接種する用意が万端ととのっているが、いつワクチンが配給されるのか、連邦政府からまったく連絡がない」といらだちの声を挙げている。

ABC放送(電子版)が伝えた。

 さらに、「ワクチン・ロジスティックには、冷蔵や配合など作業も必要になる。ファイザー・ワクチンが1週間前にシドニーに到着子弟等、10,339人が接種を受けている。最初の3週間でコロナウイルス前線従事者やホテル隔離職員など35,000人に接種するという目標は確実に達成できる。しかし、次回の配給でNSW州はアストラゼネカ・ワクチンをどの程度の量受けられるのかを緊急に連邦政府から伝えてもらいたい。当州の接種作業チームは接種回数を引き上げる努力も惜しまない態勢にある。しかし、4週間目以後にどれだけ配給があるのか?」

 さらに、「次回配給量を明らかにしてもらえれば、配給を受け次第迅速にできるだけ大勢の市民に接種する態勢を整えることができる。私達が望んでいるのは確実さだが、大まかなことしか知らせてもらっていない」と語っている。

 ブラッド・ハザード州保健相も、「これまでのワクチン接種活動はまるで戦時体制だったが、連邦政府のコミュニケーション不足は非常に懸念されることだ。連邦政府が州政府に協力し、必要な情報を適時州政府に伝えることが何よりも重要だ。現時点ではアストラゼネカ・ワクチンをどこに配給するつもりなのか、また、高齢者介護施設向けのファイザー・ワクチンをいつどれくらい配給するのか、そういう情報があれば連携して迅速に接種作業が進められるのだが」と語っている。

 ベレジクリアン州首相は、ファイザー・ワクチンとアストラゼネカ・ワクチンの取り扱いが大きく違っていることを取り上げ、ファイザーは超低温保管、アストラゼネカは通常の冷蔵庫保管、ファイザーは3週間おいて2回の接種、それに対してアストラゼネカは12週間といろいろと異なるところがある。ロジスティックとしてかなり違った体制を取らなければならず、そのためにも連邦政府からなるべく早く情報を受け取る必要がある」と語っている。
■ソース
Gladys Berejikian calls for more information on COVID-19 vaccine distribution

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