NSW州労働党、ルナパーク火災事件再捜査を要求

ABC放送、「1979年の火災は放火」裏付ける報道

 1979年にシドニー・ノース・ショアの遊園地、ルナ・パークで火災が発生、「幽霊列車」に乗っていた子供6人、大人1人が焼死した事件は、事件直後から幽霊列車建物内の配電盤から出火した事故とされていたが、ABC放送が、「キングス・クロスの大物犯罪者、エーブ・サフロンの差し金で起きた放火事件」とするドキュメンタリー番組を放送した。

 この放送を受け、NSW州議会のジョディ・マッケイ労働党党首がルナ・パーク幽霊列車火災特別調査委員会設立を要求している。

 番組は、火災事件の捜査を指揮した刑事が腐敗刑事だったとして、キングス・クロスのナイトクラブなどを経営し、また、ダーリングハースト・ストリートで住宅再開発の動きに反対していたローカル紙編集者のファニータ・ニールセン氏失踪事件でもニールセン氏殺害の黒幕とされていたエーブ・サフロンが、ルナ・パークのリース権を横取りするためにバイキー・ギャングを使って幽霊列車建物内で放火させたという推理を当時の被害者家族、元刑事、検事らの証言から引き出している。

 火災事件後の検視法廷でも事件捜査でも出火の原因は配電盤と言われていたが、確定されていない。

 3月31日、マッケイ党首は、「私達は被害者遺族の特別調査委員会による再捜査の要求を支持する」と語った。

 ABC放送のドキュメンタリー「EXPOSED」では、過去に捜査に当たった刑事や検事も「当時、このような証拠を見なかった。見ていれば違った結果になっていたはず」と証言しており、元NSW州主席簡裁判事のクラリー・ブリーゼ氏も、「特別調査委員会設立相当であることは疑えない」と語っている。また、NSW州の腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)設立を進めたギャリー・スタージェス氏も、「火災で亡くなった被害者やその家族に対して私達が真実を解明する義務を負っている」と発言している。

 しかし、マーク・スピークマン州法務長官は、「地域司法省に適切な行動のアドバイスを求めている」とのみ語っている。

 EXPOSEDでは、捜査を指揮したダグ・ナイト警部が放火の証拠を隠蔽した他、証人を脅し、証言を撤回させるなどしている。
■ソース
‘Deeply disturbed’: NSW Opposition leader calls for new inquiry into the deadly Luna Park Ghost Train fire

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