シドニーは猛烈な住宅購買熱炎上

平均住宅不動産価格3か月で10万ドル上昇

 2020年初頭以来のコロナウイルス・パンデミックで世界的に経済が沈滞している時期にシドニーの住宅不動産は異常な熱気を帯びており、2021年1月以来の3か月でこの地域の住宅不動産のメディアン価格が10万ドル上昇している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 この急激な値上がりで、初めての持ち家購入希望者や投資家は苦戦を強いられている。

 住宅不動産価格はどの州都でも熱気のこもった値上がりを続けているが、CoreLogicのデータによると、3月にはメディアン価格が4.3%上昇し、$1,112,671になっている。2021年初めにはシドニーの住宅メディアン価格は$1,015,354だった。またこの住宅価格上昇の約半分が3月に起きている。

 シドニーの3月の住居価格上昇率は住宅、アパートを含めて3.7%に達しており、アパートも2.1%上昇している。また全国的には3月の不動産価格上昇率は2.8%になっている。

 過去12か月では、シドニー都市圏のメディアン価格でノーザン・ビーチーズが$167,156上昇し、約190万ドル、中部海岸地域のように住宅価格が比較的低い地域でもメディアン価格は13.6%、金額にして$88,561上昇、$740,000を超えるている。ボーカム・ヒルズやホークスベリーでも$111,610の価格上昇になった。

 大手銀行筋、エコノミスト、アナリストは、住宅市場の過熱を抑えるため、規制当局が住宅熱を冷ます対策を打ち出すだろうと予測しており、この住宅購買熱も急激に鎮静するだろうと見ている。

 CoreLogicのティム・ローレス調査部長は、シドニーでこれほどの住宅価格急上昇が起きたのは2015年6,7月で、投資家貸出し制限がかかったため、上昇率は一気に下がっている。

 現在、中銀の金利の記録的な低水準はまだ1年以上続くと見られているが、価格上昇で住宅を手に入れることが難しくなったこと、財政手段による経済刺激策の縮小廃止、住宅ローン貸出し引き締めなどが今後2,3か月の間に効力を発揮し始めると見られている。住宅新築に対して交付されるHomeBuilder補助金制度は2020年第一四半期に$15,000まで引き下げられていたが、今週に完全に廃止された。

 何人かの専門家は、2021年中に、長期的に不動産価格上昇が鈍化するものと予想している。
■ソース
Sydney median house price surges $100,000 in three months

    日豪プレス キレイになろう特集 テイクアウェイ特集2020

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