「世界最長の自動車道トンネルは見こみなし」

ブルーマウンテン直通トンネル案に断

 シドニーから大分水嶺を越えてバサースト方面に行く道路はカトゥーンバを抜けるグレート・ウェスタン・ハイウェイ、ベルズ・ライン・オブ・ロードしかなく、後は北のハンター・バレー回りか南のヤス回りということになる。しかし、グレート・ウェスタン・ハイウェイは休暇時や交通事故時にはあっという間に渋滞する。北を抜けるベルズ・ライン・オブ・ロードは道路も狭く峻険でしかもブッシュファイアや崩壊で通行止めになることが多い。

 グレート・ウェスタン・ハイウェイ改善策として、シドニー都市圏西部のペンリスからブルーマウンテン西麓のリスゴーまでを世界最長の自動車道トンネルで直結する案の実現性調査も行われていたが、「建設費が高すぎて実現の見こみはない」との判断が下された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 4月21日、ポール・トゥール地域運輸大臣が、調査結果を発表、「ペンリスからリスゴーまでのトンネルは現在の世界最長自動車道トンネルの3倍の長さになる。建設費は膨大な額になるため、長距離トンネル案は問題外。ブルーマウンテンの区間の一部、隘路になっている部分をトンネルで抜けるようにする方が対投資効果は高い」と語っている。

 さらに、「州政府の予算は25億ドル。グレート・ウェスタン・ハイウェイの隘路になっているブラックヒース地区をバイパスするトンネルと、曲がりくねったビクトリア峠の古い石造りの橋を迂回するトンネルの建設が現実的」と語っている。

 ビクトリア峠の石造りの橋など現在の国道は1832年に囚人の労働によって建設され、シドニー方面とバサースト方面とを初めて接続した重要な構造物で文化遺産に指定されているが、今もグレート・ウェスタン・ハイウェイの一部として用いられているが、現在では隘路になっており、しばしばこの急坂で渋滞するため、オーバーヒートする車が続出することもある。そのため、新しい道路はマウント・ビクトリアの手前で地下に入り、双方向トンネルで旧道を迂回する。

 グレート・ウェスタン・ハイウェイのブルーマウンテン西端にあたるこの区間の工事は2022年から始まり、数年かかる予定になっている。
■ソース
Tunnel under Blue Mountains would be world’s longest but ruled out as too expensive

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