「ブラックヒースからビクトリア峠まで11kmトンネル」

NSW州政府、ブルーマウンテン越えの隘路解消案

 テスラ社のエロン・マスクは突飛な案を考え出すことでよく知られており、その一つがブルーマウンテンのペンリスからリスゴーまで特殊なトンネル輸送路をつくり、一般車を高速輸送する案を打ち上げていた。マスク氏は総工費500億ドルとしていたが、専門家は、「実際にはその10倍から50倍程度かかる」と否定的だった。

 一方、NSW州政府が調査を依頼した通常のブルーマウンテン・トンネルも延長50kmで世界一長い道路トンネルになり、工費は法外な額になる、として廃案になり、ごく現実的な11kmトンネルが最終的に残った。

 ABC放送(電子版)が伝えている。

 グレート・ウェスタン・ハイウェイのブルーマウンテン区間は過去30年以上かけて徐々に拡幅されてきており、今では西端のブラックヒースからマウント・ビクトリアを抜け、急斜面を連続カーブで下るビクトリア峠までの区間だけがホリデー・シーズンに渋滞する隘路になっている。

 5月3日、NSW州政府は、この区間に11kmの往復2本のトンネルを建設する計画を発表している。完成すればオーストラリアで最長の自動車トンネルになる。また、完成後、無料で提供される。

 州政府のジョン・バリラロ副首相は、「このトンネルが完成すれば州中西部と東海岸の連絡が改善される。これまでも、ブラックヒースとマウント・ビクトリアの2つのトンネル計画はあったが、これを1本化する計画に発展した。このトンネルは困難を伴う野心的な計画だが、将来の住民やビジネス、経済の発展を考えればむしろ必要な計画だ」と語っている。

 ポール・トゥール地域運輸道路担当相は、「マウント・ビクトリアを抜ける4km、ブラックヒースを抜ける4.5kmの2つのトンネル計画があったが、まとめて1つのトンネルにした場合の実現可能性を調査している」と語っている。

 ただし、このトンネル計画には東の入り口に近いメドロウ・バスの住民から反対の声が挙がっており、旧道とトンネルからの車が合流するところで、メドロウ・バスのハイドロ・マジェスティックに入る車や地元民の車も巻き込んで交通混雑が起きるのではないか、と懸念しており、「むしろ、カトゥーンバからリスゴウ側のハートリーまで19kmのトンネルでつなぎ、地元民の交通と旅行者や貨物トラックとを分離すべきだ」との意見が出ている。
■ソース
NSW government reveals plan to build Australia’s longest road tunnel at Blue Mountains

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